Turbo Racing
-
Front Cover
-
Back Cover
-
Game Cartridge
-
Instruction Manual
アーケードライクな疾走感と、キャリア成長要素を融合させたF1スタイルのレースゲーム。
説明
『Turbo Racing』は、ファミコン用ソフト『ワールドグランプリ ポールトゥフィニッシュ』の欧州版にあたるタイトルです。プレイヤーはアル・アンサー・ジュニアを操作するか、あるいは自身のドライバーとチームを作成してレースに挑むことができます。アル・アンサー・ジュニアを選択すれば最初からチューンナップされたマシンを使用可能ですが、新規ドライバーの場合は16戦に及ぶシーズンを通じて徐々に性能を底上げしていく必要があります。各レースは現実のサーキットをモデルにしており、本戦の前には予選でグリッド順位を決定するという本格的な構成です。
操作はシンプルながら奥深い設計です。十字キーで操舵、Aボタンで加速、Bボタンでブレーキを制御します。ターボブーストは強力な武器となりますが、ピットストップでの給油が必要となるため、レース運びには戦略的なリズムが求められます。コース上の看板やライバル車との接触は避けなければならず、NES特有の描画距離の短さからコーナーが突如として現れるため、スリリングな難易度を演出しています。
タイムトライアルなどのモードも完備されています。北米版ではレースの合間にアル・アンサー・ジュニアからの助言パネルが表示されますが、本作『Turbo Racing』はオーストラリアを含むPAL圏でのリリースにあたり、当時の現地での知名度を考慮して彼に関する要素はすべて削除されました。しかし、アーケードライクな疾走感と、RPG的なステータス成長要素を併せ持つゲーム性そのものは変わっていません。
『Turbo Racing』は、NESにおける野心的なレースゲームの一つとして数えられます。予選、ピット戦略、マシンアップグレードといったF1シーズンの醍醐味を網羅しながら、アーケードゲームとしての手軽さも両立させました。『Rad Racer』や『F1レース』ほどの知名度はありませんが、当時の同ジャンル作品と比較しても、高いやり込み要素と奥深さを備えた隠れた名作といえるでしょう。