かくれんぼバトル モンスタータクティクス
Kakurenbo Battle: Monster Tactics暗いダンジョンでのモンスター狩りをテーマにしたタクティカルRPG。視界の制限、位置取り、そしてヒット・アンド・アウェイの動きが、単なる力押し以上の重みを持つ「かくれんぼバトル」システムが特徴。敵を追い詰め、攻撃を叩き込み、撤退し、勝利の証であるモンスターデータ「モンタク」を収集するステルス性の高いゲームプレイが展開される。
説明
『かくれんぼバトル モンスタータクティクス』は、任天堂より発売されたゲームボーイカラー専用ソフトであり、「かくれんぼバトルRPG」という独自のジャンルを確立した意欲作です。物語の舞台はイラルディ王国。プレイヤーはモンスターハンターの大会に参加し、古のダンジョンへ足を踏み入れます。強敵を倒し、その証として「モンタク」と呼ばれるモンスターのデータをスキャンして持ち帰ることが目的となります。本作の最大の特徴は、その戦闘システムにあります。ダンジョン内は大部分が暗闇に包まれており、プレイヤーとモンスターの双方が限られた視界の中で行動するため、従来のオープンフィールドのタクティカルRPGとは一線を画す、緊張感のある探索型戦闘が展開されます。
移動は制限時間内に行われ、正面、側面、背後という方向の概念が重要となります。背後からの攻撃はより大きなダメージを与えられる一方、敵のターンが回る前に視界から外れる必要があり、ヒット・アンド・アウェイの立ち回りが攻略の鍵を握ります。また、敵のリーダーを撃破することで部屋を制圧するというルールも戦略性を高めています。モンスターの収集要素も特異で、倒したモンスターを仲間にするのではなく、データをスキャンして「モンタク」として記録し、そこからスキルを引き出します。このスキルは限られた「スキルリング」にセットする必要があるため、ダンジョンの特性に合わせてどの能力を装備するのかという取捨選択が求められます。
総勢100種類以上のモンスターが登場し、やり込み要素も十分です。通信機能も充実しており、通信ケーブルを用いた対戦や、赤外線通信によるモンタクの交換や比較も可能です。さらにはゲームボーイプリンタにも対応しており、収集したモンタクを印刷することもできます。本作は小規模なタイトルながら、暗闇という視覚的制約を活かした戦略性や、インプリントを収集するシステムなど、当時の携帯機向けソフトとしては極めて独創的な一作といえるでしょう。
データシート
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