クレヨンしんちゃん オラとシロはお友達だよ
Crayon Shin-chan: Ora to Shiro wa Otomodachi da yo壮大な冒険譚ではなく、初期『クレヨンしんちゃん』の日常コメディを凝縮したアクションゲーム。お買い物や遠足、シロのお散歩といった日常のトラブルが、ミニゲームを挟んだサイドスクロールステージとして描かれます。
説明
『クレヨンしんちゃん オラとシロはお友達だよ』は、国民的人気キャラクター「クレヨンしんちゃん」のゲーム化第1作目となるタイトルです。本作は、買い物や遠足、シロの散歩、そして迷子になったシロを探すといった日常のシチュエーションを舞台にした、サイドビューのアクションゲームです。原作マンガやアニメ初期の独特な空気感を大切にしており、壮大な悪との戦いではなく、日常の些細な出来事やしんちゃんらしいコミカルなやり取りが随所に盛り込まれています。ゲームとしての難易度は、愛らしい外見とは裏腹に、当時としては手応えのある設計です。しんちゃんはジャンプやしゃがみ、ポールや木への昇降、物陰に隠れるといったアクションを駆使し、時にはシャボン玉や水鉄砲で敵をいなすこともあります。ライフ制を採用しており、敵への接触や穴への落下、制限時間の経過でミスとなり、コンティニュー機能がないため、ゲームオーバーになると最初からやり直しというシビアな仕様となっています。各ステージにはミニゲームが用意されており、単調なアクションゲームに留まらない変化を与えています。「アクション仮面」のモグラ叩き的なゲームや「だるまさんがころんだ」、三輪車レース、そしてシロの探索結果で結末が変わるミニゲームなど、遊び心に溢れた内容です。後にリリースされたゲームギア用ソフト『クレヨンしんちゃん 対決!カンタムパニック!!』がミニゲーム主体でバラエティ豊かな構成だったのに対し、本作はあくまで伝統的なサイドスクロールアクションを基盤としつつ、その中にエッセンスとしてミニゲームを配置した作りになっています。ボリュームこそ控えめであり、アクションの挙動に粗削りな部分も見受けられますが、シリーズ初期の家庭内コメディの魅力を丁寧に落とし込んだ、ファンにとって歴史的価値のある一作と言えるでしょう。