Guitar Hero Guitar Controller
フレットボタン、ストラムバー、チルトセンサーを搭載し、本物のエレキギターの演奏感をシミュレートするために設計された、リズムゲーム専用コントローラー。
説明
Wii U版『Guitar Hero Guitar Controller』は、従来の5色ボタンという形式を廃し、3ボタン×2列という革新的なレイアウトを採用しました。これは単音の羅列ではなく、より本物のギターに近いコードフォームを意識した設計です。ボタンは従来のカラフルな配色から白と黒を基調としたグリッド状へと刷新され、上下の列を瞬時に使い分ける高度な運指が求められるようになりました。ストラムバーやスターパワーを起動させるチルトセンサーといった基本機能は継承しつつ、接続はUSBドングルを用いたワイヤレス方式を採用しています。そもそも『Guitar Hero』のギターコントローラーは、2005年にRedOctaneがHarmonixと共同開発したことに始まります。当時のモデルはGibson SGやLes Paulといった象徴的なギターを模し、5色のフレットボタンとストラムレバー、チルトセンサーを搭載していました。長年にわたり、各コンソールやシリーズ作品に合わせて様々な実在モデルをベースにしたバリエーションが展開されてきました。Wii Uにおける『Guitar Hero』の歴史は、2015年の『Guitar Hero Live』によって決定づけられました。本作では従来の5フレットモデルを継承せず、完全に設計し直された新しいギターコントローラーが導入されました。これにより、リズムゲームとしての体験は一変しました。単なる色の記憶ではなく、実際のギターコードを模した運指を学ぶ必要があり、ゲームの難易度曲線もこのメカニズムに合わせて再構築されました。初心者には一列のみを使用させ、上級者には二列を駆使させるという構成です。また、Wii U版はGamePadとの連携にも対応しており、メニュー操作やセカンドスクリーンとしての機能を活用できました。旧来の5フレットモデルのシンプルさを愛するファンからは、この大胆なレイアウト変更に対して賛否両論がありました。しかし、ゲーム専用機としてのギターを再定義しようという挑戦的な試みであったことは間違いありません。本作にはコントローラーが同梱されていましたが、追加プレイヤー向けに単体販売も行われました。Wii U版『Guitar Hero Guitar Controller』は、シリーズの歴史において非常に個性的でありながら、短命に終わったハードウェアとなりました。現在、公式のオンラインサービスは終了していますが、オフラインプレイやPC向けプロジェクトの『Clone Hero』など、現代の環境でもその価値を見出すファンは少なくありません。
データシート
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