G-LOC: Air Battle
高速ジェット戦闘機を操り、空と陸の敵を撃破するアーケードスタイルのシューティングゲーム。反射神経と速度、そして危険な空域を切り抜ける爽快感に焦点を当てた移植作です。
説明
『G-LOC: Air Battle』は、セガAM2研が開発したアーケード用ジェット戦闘ゲームを、家庭用向けに再構築した移植作です。プレイヤーは実験用スーパーファイターのコックピットに乗り込み、迫り来る空と陸の敵軍を掃討する任務に就きます。マスターシステム版では、アーケード版が持つ「敵機、戦車、艦船の波状攻撃を打ち倒す」という本質的なコンセプトを維持しつつ、8ビットハードウェアの制約に合わせて最適化が行われています。
任務は緊急出撃という形式で進行し、制限時間内に一定数の敵を排除するなどのミッションが課せられます。プレイヤーは航空母艦から敵地へと飛び立ちます。視点は通常の一人称コックピットビューですが、敵が背後に取り付くと三人称視点のチェイスカメラに切り替わる演出が取り入れられており、当時の限られたグラフィック性能の中で、緊張感と戦術的な変化を生み出しています。プレイヤーは「フューチャー・ワールド・アーミー」に立ち向かう孤高のエースパイロットです。タイトルである「G-LOC」とは、G-force induced Loss Of Consciousness(G-LOC:高重力による意識喪失)の略称であり、空戦における苛烈な機動と、肉体にかかる凄まじい負荷を表現しています。
高度なスプライト拡大縮小技術と、回転するR360筐体で一世を風靡したアーケード版と比較すれば、マスターシステム版の表現は控えめです。視覚的・構造的には簡略化されていますが、ドッグファイトの熱量とタイムアタック形式の目標設定というゲームの核はしっかりと受け継がれています。ゲームギア版と比較すると、携帯機向けにビジュアルやミッションを調整したことで、より密度が高くスピーディーなプレイ感を実現していますが、コンソール版と比較してバリエーションは抑えられています。『G-LOC: Air Battle』は、80年代のアーケードヒット作を当時の8ビットハードウェアで再現しようと試みた、セガの野心的な移植史を語る上で欠かせない一本です。
データシート
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