Micro Machines World Series
ミニチュアカーを操り、家庭内の空間を舞台に繰り広げられるカオスなレースとバトルの競演。日常がそのまま壮大な戦場となる、対戦型レーシング・アクション。
説明
『Micro Machines World Series』は、ミニチュアサイズの車を操り、台所のテーブルや庭の小道、作業机といった日常の風景をレース場や戦場へと変貌させる作品です。本作は、シリーズの核であるユーモアとカオスを前面に押し出し、Codemastersが長年築き上げた伝統を現代のハードウェアに合わせて再解釈したパーティ系レーシングゲームです。初期の『Micro Machines』(1991年)が純粋なレースを追求していたのに対し、本作では各車両に武器や能力が備わっており、従来のレースに加え、エリミネーションやキャプチャー・ザ・フラッグ、バトルアリーナといった戦闘要素が組み込まれています。本作は『Twisted Metal』(2012年)や『Cel Damage』(2001年)といったビークルコンバットの系譜に連なるタイトルですが、その舞台はあくまで家庭内の空間であり、シリーズ特有の親しみやすさを保っています。『Micro Machines V3』(1997年)のノスタルジーと現代のアリーナ系マルチプレイヤータイトルの混迷が同居しており、精密なレースゲームというよりは、対戦パーティゲームに近い手触りです。同時代にリリースされた『マリオカート8 デラックス』(2017年)と比較されることも多く、レースとアイテムによる戦闘の融合という点では共通しています。発売当時は、ユニークなアリーナへの評価の一方で、シングルプレイヤーコンテンツの不足やマルチプレイヤーへの依存度が批判の対象となりました。レースと戦闘のバランスがシリーズの方向性を複雑にしているという指摘もありましたが、今日においては、ミニチュアレースにパーティ対戦の要素を持ち込んだ野心的な試みとして再評価されるべき一作です。
データシート
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