PC Comms Card

PlayStation、セガサターン、NINTENDO64用のチート・ユーティリティカートリッジとPCを接続するためのISA拡張カード。パラレルインターフェースを介してコードの転送やセーブデータ管理、コンソールへの直接的なアクセスを可能にした、当時の熱心な開発者・愛好家向けハードウェア。

説明

PC Comms Cardは、EMS社製のPlayStation、セガサターン、NINTENDO64用Action Replay互換カートリッジとパーソナルコンピュータを接続するためのブリッジデバイスです。単純なシリアルアダプターとは異なり、このカードは8ビット同時転送が可能なパラレル形式の通信プロトコルを採用していました。これにより、バイナリデータ、チートデータベース、セーブファイルの高速転送が実現しました。一般小売向けにはほとんど流通しておらず、主に開発者向けルートや、特定のAction Replayパッケージの同梱品として供給されていました。

カード自体はPCのISAスロットに装着し、専用ケーブルでサターンやPlayStation用カートリッジの通信ポートへと接続します。セットアップ後は、EMS社のDOS用ソフトウェアを介して、チートコードのアップロードやセーブデータの吸い出し、さらにはテスト目的で自作プログラムをコンソールのメモリに転送することも可能でした。当時、深いレベルでのデータ管理を求めていた愛好家や輸入ゲームファンにとって、実用性の高いツールでした。

今日、コレクターの間では、このEMS製PC Comms Cardは「Comms Link」デバイス群の一翼を担っていた存在として認識されています。Datel社がPlayStation、N64、サターン用に独自のPC Comms Link ISAカードを展開していたのに対し、EMS社は自社のAction Replayライン向けに互換性のある代替品を供給していました。これらは90年代後半のチートシステム研究や初期の自作プログラム開発において不可欠な機材でしたが、あくまでニッチな層に向けた製品であり、広く一般に普及することはありませんでした。

データシート

商品名
  • PC Comms Card
商品コード
  • EMS-9810
種別
機器分類
外箱
説明書
製造元
登録日
  • 2001年8月16日