見下ろし型視点で展開する、探索と戦闘、パズル、アイテム管理を軸にしたアクションアドベンチャー。直線的なアクションゲームではなく、密度の高いクエスト構造を備えた一本です。
説明
『Robin Hood』は、中東の地で捕らわれの身となったロビンがイングランドへ帰還し、荒廃した故郷と過酷な重税に喘ぐ人々を目の当たりにする場面から幕を開けます。シャーウッドの森に集った仲間たちと共に反乱軍の拠点を築き、市民を守りながら、ノッティンガムの代官やジョン王の圧政に抗い、マリアンを救出する物語が描かれます。本作は一般的な『Robin Hood』というタイトルでリリースされていますが、十字軍からの帰還や没落した家族の地所といった展開は、映画『ロビン・フッド』の世界観を色濃く反映しています。
ゲームは見下ろし型視点で進行し、森や城、村、地下牢といった様々なステージを探索するアクションアドベンチャーです。戦闘ではロングボウ、剣、杖などの武器を使い分け、ターゲットを固定したまま自由に移動できるシステムが採用されています。NPCとの対話による情報収集やアイテムの交換、環境パズルを解いて道を切り拓くなど、探索と攻略が密接に組み合わさっています。本作の構造は『ゼルダの伝説』シリーズに近く、見下ろし型の移動、武器の選択、パズル要素、そして手に入れた装備で新たなエリアへ進むという進行スタイルが特徴です。過去のNESやゲームボーイ版に見られた、見下ろし型、サイドビューの決闘、大規模戦闘といったモードの切り替えはなく、一貫したアクションアドベンチャーとしての手触りを維持しています。
2001年3月30日に欧州でElectronic Artsより発売された本作は、北米ではリリースされず、現在では知る人ぞ知るゲームボーイカラー後期の隠れた一作となっています。英、仏、独、西、伊、蘭の多言語に対応した欧州版カートリッジは、当時の広範な市場展開を物語っています。1991年の同名ゲームとは全く別の作品でありながら、探索と弓術、そして反逆の精神で正義を追求する骨太なクエスト構成は、コレクション的価値においても侮れません。
データシート
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