Gal Metal (World Tour Edition)
Joy-Conをドラムスティックに変え、譜面を追うのではなく「即興」で戦うリズムアクション。漫画風のストーリーテリング、バンド練習、友情育成、そして異星人とのコンサートバトルが融合したユニークな作品。
説明
Gal Metal (World Tour Edition)は、異星人との奇妙な遭遇を経て、女子高生バンドのドラマーとなってしまった主人公の物語を描く。人類が宇宙に向けて放ったヘヴィメタルの放送に激怒した異星人たちが地球に侵略を開始。彼らを退ける唯一の手段、それはドラムの鼓動であった。物語は漫画調のコマ割りやテキストメッセージ形式で進行し、学園生活のコメディとSFの不条理が見事に融合している。
本作の核となるのは、自由度の高いフリーフォーム・リズムアクションである。従来の落ちもの式リズムゲームとは異なり、Joy-Conをスティックに見立ててドラムラインを即興で構築する。左右のJoy-Conでスネア、タム、シンバルを叩き分け、両方を同時に振ればクラッシュを奏でる。基本ビートのライブラリは存在するが、プレイヤーにはそれらを独創的に組み合わせ、コンサート中に「メタルパワー」を溜めることが求められる。このシステムは、厳格な正確さよりも自己表現と試行錯誤を評価する。コンサートは異星人の軍勢とのクライマックスバトルであり、即興演奏で敵を圧倒する。バリエーション豊かなリズムと自信に満ちたプレイが高スコアへの鍵となる。操作はJoy-Conでのモーション操作、Proコントローラーでのボタン操作、タッチパネル操作に対応しているが、モーションによるドラミングこそが本作の真骨頂である。
コンサートの合間には学園生活を管理する。バンド仲間と過ごしたり、部室で練習したり、アルバイトをしてステータスを向上させたりと、パフォーマンスに直結する要素が詰まっている。これらのパートはライトなビジュアルノベルのように進行し、バンドメンバーの個性を描き出し、不条理な設定を学園コメディとして地に足のついたものにしている。漫画のコマ割り、風変わりなユーモア、そして高エネルギーなメタル楽曲が織りなすプレゼンテーションは個性的だ。アートスタイルは大胆かつ遊び心に溢れ、サウンドトラックは重厚なリフと激しいパーカッションで戦いを盛り上げる。即興ドラミングで世界を救うという不条理さに徹底して振り切った、極めて独創的でクリエイティブな作品。フリーフォームなシステムゆえの難しさはあるが、それ以上に得難い解放感がある。「リズムゲーム」という枠組みでは到底語り尽くせない異色のタイトルである。
データシート
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