Time Lord
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Game Cartridge
人類の歴史を書き換えようとする異星人の脅威を阻止するため、歴史の狭間を駆け巡るタイムトラベル・アクション!RareがNESで放った、極めて難易度の高い意欲作。
説明
『Time Lord』は、4つの歴史的時代を舞台にした短編ミッション形式で展開するタイムトラベル・アクション・プラットフォーマーです。プレイヤーは2999年から派遣されたエージェントとなり、中世イギリス、カリブ海、西部開拓時代、そして戦時下のフランスへと飛び、人類の歴史を改変しようとするエイリアン種族の陰謀を阻止しなければなりません。各時代には独自の武器、敵、環境ギミックが用意されており、ステージ内に隠された5つの「ゴールデン・オーブ」を集めることが攻略の鍵となります。オーブはステージ内に4つ、そしてエリアボスであるドラッコン・コマンダーを撃破することで最後の1つが手に入ります。
本作最大の特徴は、極めてシビアなグローバル・カウントダウン制です。数秒ごとにゲーム内時間が1日経過し、限られたリアルタイムの中で全ステージを攻略しなければなりません。コンティニュー不可、残機なしという過酷な仕様ゆえ、プレイヤーには徹底したルート構築と記憶、そしてリソース管理が求められます。技術的な側面から見ると、当時のNES(海外版ファミコン)の限界に挑んだ意欲作です。斜めからの独特な視点は空間に奥行きを与えていますが、一方で当たり判定の曖昧さや、攻撃やジャンプの距離感が掴みにくいといった側面もあります。敵が密集するとスプライトのチラつきや処理落ちが発生することもありますが、ゲーム全体のテンポは非常に軽快です。
RareのNES黄金期に開発された本作は、同スタジオが手がけた他のアクション作品と同様、タイトな操作感、極めて高い難易度、そして実験的な視点へのこだわりが随所に息づいています。タイムトラベルを軸にしたミッション進行型の構造は、当時としては野心的な試みでした。現在では、その独創的なコンセプトと、あまりにも過酷なゲームデザインから、Rare初期のカタログの中でも異彩を放つカルト的作品として語り継がれています。リリース当時、批評家たちは歴史の変遷を楽しめるバラエティ豊かなステージ構成を高く評価しましたが、同時にそのあまりに峻烈な難易度と制限時間には多くのプレイヤーが頭を抱えました。今改めて振り返ると、本作はRareのNESタイトルの中でも、一筋縄ではいかない強烈な個性を放つ一作と言えるでしょう。