Universal Adaptor

スーパーファミコンおよびSNESコンソールにおいて、リージョンロックを回避し、カートリッジの形状的な非互換性を解決するためのハードウェア周辺機器。

説明

Universal Adaptorは、海外版のカートリッジと国内版のキーカートリッジを同時に差し込むことで、本来は対応していないリージョンのゲームを起動させるパススルー型の周辺機器である。このデバイスはあくまでコンソールのセキュリティチェックを欺くためのものであり、映像信号規格や言語設定を変換する機能は備えていない。物理的な形状はメーカーにより異なるが、基本的には2つのスロットを備えたコンパクトなプラスチック筐体で、スーパーファミコンやSNESのカートリッジスロットに装着して使用する。動作の仕組みとしては、国内版カートリッジで本体のロックアウトを解除し、その裏で海外版ゲームの実行コードを読み込ませるというものだ。そのため、PAL/NTSCの同期タイミングのズレについては一切修正されず、互換性のないフォーマットを動作させる際には、映像の乱れやゲームの動作速度に不具合が生じることが避けられない。

初期のモデルは、CIC(Checking Integrated Circuit)ロックアウトチップを回避するためだけの単純なパススルー装置であった。これらは本体のセキュリティチェックをクリアするために、必ず国内版カートリッジを併用する必要があった。その後、互換性を高めるための改良型が登場した。中には電圧制御やピンの再配置を行い、地域による物理・電気的な仕様差を吸収するモデルも存在する。さらには、PAL/NTSC切り替えスイッチを搭載したものや、スーパーファミコンとSNESのカートリッジ形状の違いに対応する可変コネクタを備えた製品も見られた。後期の高級モデルでは、二重のリージョンチェックをバイパスする回路が統合され、より確実な起動を実現していた。これらの進化により、単なるロックアウト回避から、ある程度の形式適応へと発展したが、それでも完全な互換性を実現した機器は存在しなかった。

データシート

商品名
  • Universal Adaptor
商品コード
  • AD-29
種別
機器分類
外箱
説明書
登録日
  • 2001年12月24日