キャプテン翼 V 覇 者 の称 号 カンピオーネ
Captain Tsubasa V: Hasha no Shōgō Kanpiōne
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シリーズ伝統の「シネマティック・サッカー」という枠組みを大きく刷新し、リアルタイム性の高いシミュレーション要素を導入した意欲作。テクモが手掛けたスーパーファミコン最後の『キャプテン翼』として、よりプロフェッショナルなサッカー描写と競技性を追求した歴史的一作。
説明
『キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ』は、スーパーファミコンの技術的成熟期にリリースされ、テクモによる「キャプテン翼」シリーズの集大成ともいえる作品です。物語の舞台は、翼のブラジル時代からイタリアのレッチェへと移り、90年代中盤のセリエA黄金期を反映した、よりプロフェッショナルなドラマが展開されます。当時の高橋陽一氏の「ワールドユース編」と並行して進むこのストーリーは、純粋なスポーツゲームが台頭する中、アニメ原作タイトルがリアリティあるシミュレーションへと舵を切った時代の空気を如実に表しています。
本作のゲームシステムは、シリーズの伝統であったコマンド入力式から、トップビューによるリアルタイムフィールドへと根本的な変革を遂げました。試合展開は、選手が接触した瞬間にコマンド選択画面へ移行するハイブリッド方式を採用。従来のタクティカルRPG的な駆け引きを残しつつ、『インターナショナル・スーパースターサッカー』のような流動的なフィールド操作を融合させる試みが行われました。シナリオモードでは重厚な演出によるドラマが楽しめ、オールスターモードではドリームマッチを堪能できます。
当時のファンやシリーズの純粋主義者からは、従来の独特なゲーム性が刷新されたことで賛否が分かれましたが、スーパーファミコン末期における技術の結晶であることは疑いようがありません。精緻なスプライトアニメーションと高品質なサウンド、そして必殺技発動時のダイナミックなカットインは、後の『イナズマイレブン』シリーズの演出にも繋がる独自の美学を確立しました。テクモが手掛けた16ビット機での最終作として、戦略とリアリティを両立させた本作は、ゲーム史における記念碑的な作品として今も語り継がれています。
データシート
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