マリオカートWii
Mario Kart Wiiシリーズで初めてバイクやモーション操作、そして本格的なオンライン対戦を導入した、Wii世代を代表するマルチプレイヤーレースゲームの金字塔。
説明
『マリオカートWii』は、Wiiの爆発的な普及とともにカートレースというジャンルの決定版として君臨したタイトルです。同梱された「Wiiハンドル」は、当時のライト層をも巻き込む大きな社会的現象となりました。本作は、シリーズのベテラン層とWiiの直感的なモーションコントロールに引き寄せられた新規層を繋ぐ架け橋として、アクセシビリティと予測不能なパーティーゲームとしての混沌を重視した設計がなされています。
ゲーム体験の核となるのは、32コース(新規コースとリメイクコースが半数ずつ)で展開される最大12人参加の波乱に満ちたレースです。特筆すべきは、従来のカートに加え「バイク」が導入された点にあります。バイクはカートとは全く異なる物理挙動を持ち、ウィリーによるストレートでの加速や、上級者向けとされる「内側ドリフト」など、戦略の幅を大きく広げました。さらに、ジャンプアクションの導入により、地形を利用したタイミングでWiiリモコンを振る(または十字ボタンを押す)ことで、一時的な加速を得るシステムが実装されました。技術面では、ニンテンドーゲームキューブ用ソフト『マリオカート ダブルダッシュ!!』で培われたLAN接続の知見を継承しつつ、オンライン対戦機能が大幅に強化されました。
発売後、『マリオカートWii』は極めて高い評価と驚異的な商業的成功を収め、『Wii Sports』に次ぐWii史上2番目の売上を記録しました。ニンテンドーWi-Fiコネクションによる世界規模の12人対戦、リージョナルトーナメント、そして「マリオカートチャンネル」を介したタイムアタックのゴーストデータ共有は、当時から多くのプレイヤーに高く評価されています。トゲゾーこうらや巨大キノコといったアイテムの強力さや、AIの極端な調整には賛否両論ありましたが、Wiiというプラットフォームの個性を象徴する一本であることは揺るぎない事実です。公式サーバー終了後も、コミュニティの熱意によりオンライン対戦が存続している点は、本作が愛され続けている証左と言えるでしょう。
データシート
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