大乱闘スマッシュブラザーズX
Dairantou Smash Brothers Xキャラクターを画面外へ弾き飛ばす爽快感と、最大4人による混沌とした乱闘が楽しめるクロスオーバーアクションゲーム。ゲーム史を網羅する膨大な収集要素とステージ、楽曲を収録した博物館的タイトル。
説明
『大乱闘スマッシュブラザーズX』は、対戦相手をダメージ蓄積で画面外へ弾き飛ばすというシリーズの基本コンセプトを継承しつつ、飛躍的な進化を遂げた三作目です。本作の特筆すべき点は、シリーズの垣根を越えたゲスト参戦にあります。『メタルギア』シリーズからスネーク、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』からソニックが登場したことで、任天堂の枠を超えたクロスオーバー作品としての地位を確立しました。ピット、ワリオ、ディディーコング、アイク、ルカリオ、デデデ大王、ピクミン&オリマー、ポケモントレーナーなど、新旧織り交ぜた多彩なファイターたちが参戦し、プレイを通じて解放される隠しキャラクターの数々も大きな魅力です。
ゲームの根幹であるサイドビューでの乱闘は健在で、アイテムやステージギミック、ダメージ%、吹っ飛びシステムを駆使し、最大4人での同時対戦が楽しめます。新システムとして『最後の切りふだ』が導入され、スマッシュボールを破壊したプレイヤーのみが使用できる強力な必殺技が戦略に深みを与えました。さらに、『アシストフィギュア』の登場により、リセットさんやNintendogsといったキャラクターが戦場に介入し、対戦をより予測不能なものにしています。操作系統はWiiリモコン単体、Wiiリモコン+ヌンチャク、クラシックコントローラ、そして多くの古参プレイヤーが支持するニンテンドーゲームキューブコントローラと、幅広いプレイスタイルに対応しました。
本作の白眉は、横スクロールアクション形式の『亜空の使者』です。物語性を持たせたこのモードでは、キャラクターたちが邂逅と別れを繰り返しながら進行する重厚なストーリー、ボス戦、敵キャラクター、シールによる強化要素が楽しめ、2人協力プレイにも対応しています。また、膨大なフィギュア、シール、ステージ、楽曲、リプレイデータといったコレクション要素のボリュームは圧巻の一言であり、当時の公式ガイドブックでもその情報の密度は群を抜いていました。
リリース当時、『週刊ファミ通』でクロスレビュー満点となる40点を記録するなど、国内外で高い評価を獲得しました。現在振り返れば、キャラクター間のバランス調整やオンライン環境の課題、そして時折発生する「転び」といった仕様に対する批判的な意見も存在します。しかし、それらの競技的側面を差し引いても、本作が提示した圧倒的なコンテンツ量とゲーム史の博物館とも呼べる資料性は、今なお色あせない価値を放っています。
データシート
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