LEGO City Undercover
都市型サンドボックスジャンルを、家族向けのLEGOワールドへと昇華させたオープンワールド・コメディ。本作は、風刺の対象である『GTA』のような大人向けで戦闘重視のゲームとは一線を画し、スラップスティック・コメディ、パロディ、そして創造的な探索に重点を置いています。
説明
『LEGO City Undercover』は、伝説の警察官チェイス・マケインが、宿敵レックス・フューリーが引き起こす犯罪の波を食い止めるため、広大な大都市へと舞い戻る物語を描いた作品です。本作は、既存の映画ライセンスに頼ることなく、70年代から80年代の刑事ドラマやアクション映画への敬意を込めたオリジナルストーリーを展開します。街の車から高層ビルに至るまで全てがプラスチックのブロックで構成された世界は、明るく風刺が効いており、その不条理さが笑いを誘います。
ゲームプレイの核心は「変装システム」にあり、これが戦闘と環境パズルの両面で主要なメカニクスとして機能します。チェイスは物語の進行に応じて様々なキャラクターに変装し、それぞれの職業に特有のスキルを使って移動や探索を行います。シームレスに広がる巨大な都市には、何百種類もの車両、建築可能な「スーパービルド」、そして無数の収集要素が散りばめられており、プレイヤーの探究心に応えます。また、『ショーシャンクの空に』から『タイタニック』まで、随所に忍ばせられた小ネタも見逃せません。
Wii U専用タイトルとして発売された本作は、GamePadを警察用スキャナー、通信機、リアルタイムマップとして活用するユニークなデュアルスクリーン体験を提供しました。2017年にPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchへと移植された際には、これらの機能は削除されましたが、熱望されていたローカル協力プレイモードが追加され、全編をパートナーと共に楽しむことが可能となりました。発売当時、本作はWii Uを所有する大きな動機の一つとなり、その巧みな脚本と圧倒的なスケールは高く評価されました。一方で、都市と屋内エリアの移動時に発生する1分を超えるロード時間は悪名高く、後の移植版でも改善は限定的でした。しかし、LEGOシリーズにおける貴重なオリジナルIPとして、今なお色褪せない輝きを放っています。
データシート
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