LEGO Jurassic World
映画4作品の興奮を詰め込んだ壮大な祝祭。解像度やロード時間では他機種に一歩譲るものの、Wii U版はGamePadを駆使した快適な協力プレイと直感的な操作性により、本作の決定版として今もなお高く評価されています。
説明
『LEGO ジュラシック・ワールド』は、シリーズ第4作の劇場公開に合わせてリリースされた包括的なアクションアドベンチャーです。『ジュラシック・パーク』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』、『ジュラシック・パークIII』、そして『ジュラシック・ワールド』の4作品の物語を網羅しています。本作は当時のほぼすべてのプラットフォームで展開されましたが、Wii U版はそのハードウェア固有の利便性と処理性能のバランスにおいて、興味深い立ち位置にあります。ゲーム本編の内容は他機種版と同一ですが、Wii U版はGamePadの活用によって独自の評価を得ました。特に評価されたのは、LEGOシリーズ特有の「画面分割」による視覚的なストレスを解消した点です。1人のプレイヤーがテレビ画面、もう1人がGamePadの画面を使用することで、協力プレイ時に生じる画面分割を排除し、快適なプレイ環境を実現しました。
ゲームプレイはTT Gamesが確立した、軽快なプラットフォーミング、環境パズル、そして「スタッド」収集を融合させた王道の内容です。本作の魅力は、原作の緊迫感をユーモアたっぷりに昇華させた演出にあります。映画史に残る名シーンも、ここではスラップスティックコメディのように描き直され、キャラクターたちは死に直面する代わりにコミカルな災難に巻き込まれるという、LEGOシリーズならではの作風が楽しめます。全20ステージ(各作品5ステージ)を攻略するほか、「イスラ・ヌブラル」と「イスラ・ソルナ」という広大なハブワールドを自由に探索可能です。ステージ内に隠された「アンバーブロック」を集めることで、20種類の恐竜をアンロックして操作できるほか、ビジターセンターやイノベーションセンターにある「恐竜カスタマイザー」を使えば、アンロックしたパーツを組み合わせて自分だけのハイブリッド恐竜を生み出すことも可能です。
一方で、PlayStation 4やXbox One版と比較すると、ロード時間の長さやテクスチャ解像度、ライティングの簡略化といったハードウェアの制約も目立ちます。特に、密度が高い「イスラ・ヌブラル」のフィールドではフレームレートの低下が見られることもあり、当時のハードウェアとしての限界を感じさせました。しかし、PlayStation 3やXbox 360といった旧世代機でも展開されていたことを踏まえると、本作の目的は純粋なグラフィック性能を競うことではありませんでした。GamePadによる直感的なマップ操作や「DNAカスタマイザー」の利便性は、膨大な恐竜たちの管理を他機種版以上に快適なものにしており、Wii Uならではの体験を提供していたことは疑いようがありません。
データシート
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