アレックスキッドのミラクルワールド
Alex Kidd in Miracle WorldセガのマスターシステムやマスターシステムII本体の内蔵ゲームとして広く普及し、コンソールを代表する2Dプラットフォームアクションとして親しまれた伝説的な名作。
説明
『Alex Kidd in Miracle World』は、拳で岩を砕く古の武術「シェルコア」を操る若き格闘家、アレックス・キッドの冒険を描いた作品です。ラダクシアン王国のサンダー王がジャケン大王に敗れ、エグル王子とローラ姫が拉致されたことを知ったアレックスは、ミラクルワールドを巡る旅へと出発し、王家と自らの秘められた血筋の謎に迫ります。
全17ステージで構成される本作は、サイドスクロールと固定画面の環境を融合させています。プレイヤーは敵をパンチで倒し、ブロックを破壊し、手に入れた資金でバイクやヘリコプターといったアイテムや乗り物を購入しながら進みます。最大の特徴はボス戦であり、従来の戦闘とは異なり、ジャケンの手下やジャケン本人との「ジャンケン」勝負で勝敗が決まります。一撃でもダメージを受けるとミスとなるシビアな設計で、セーブ機能は存在しませんが、ゲーム内通貨を消費してコンティニューできる隠しコマンドが用意されています。
プラットフォームアクションにパズル要素を盛り込んだ本作は、「永遠の山」や「深淵の湖」、「ラダクシアンの街」など、変化に富んだロケーションが冒険を彩ります。鮮やかなビジュアルと独自のゲームシステムは、ソニック以前のセガを象徴するタイトルとして確固たる地位を築きました。その個性的で挑戦的な難易度とジャンケンによる決闘は、今なおマスターシステムを語る上で欠かせない歴史的な足跡となっています。2021年にはビジュアルと操作性を現代風に刷新しつつ、オリジナルの構造を忠実に再現したリメイク版『Alex Kidd in Miracle World DX』も発売されました。