ブソニック・ザ・ヘッジホッグ2
Sonic the Hedgehog 2-
Front Cover
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Instruction Manual
隠されたカオスエメラルドの探索、スピンダッシュ非採用、リング無しの緊迫したボス戦など、8ビット機の限界に挑んだ過酷な調整が光る、シリーズ屈指の難易度を誇るアクションゲーム。
説明
マスターシステム版『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』は、有名なメガドライブ版とは全く異なるアプローチで制作された作品です。システム側の初代『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』同様、8ビット機のハードウェア特性に合わせてステージ構成やストーリー、ゲームシステムを個別に設計し直した一本となります。物語はシンプルながらも独自色があり、ドクター・エッグマン(当時はドクター・ロボトニック)に誘拐されたテイルスを救出するため、ソニックがステージ内に隠されたカオスエメラルドを集めながら冒険に出るという内容です。本作の仕様は実質的にゲームギア版と共通しています。
各ゾーンは2つのアクトとボス戦で構成されており、グラスランド、アンダーグラウンド、スカイハイ、アクアレイク、グリーンヒル(初代へのオマージュ)、そしてクリスタルエッグなどが待ち受けます。そのゲームデザインは16ビット版の高速疾走感とは対照的に、精密なジャンプアクションとトラップの回避が重視されています。難易度曲線も鋭く、終盤のステージではプレイヤーのミスを許さない緻密な操作が求められます。特筆すべきは、16ビット版がボーナスステージでエメラルドを獲得するのに対し、本作ではメインステージの探索中に発見する必要がある点です。また、ボス戦ではリングを持たない状態でエッグマンと対峙するため、一度の被弾が即ミスとなる高難易度仕様となっています。
アクション面ではスピンダッシュが存在せず、勢いに頼らない丁寧なプラットフォーム操作が攻略の鍵となります。特筆すべきメカニクスとして「スカイハイゾーン」でのハンググライダー飛行があります。これはソニックがグライダーを掴んで飛行するもので、上昇して高度を稼ぐか、降下して速度を上げるかの繊細な操作が要求されます。リズムを崩せば障害物に衝突するため、単なるスピードゲームではなく、タイミングを計る熟練の技術が試されるのです。
当時、ヨーロッパやブラジルなどで根強い人気を誇ったマスターシステムユーザーからは続編として歓迎されたものの、その容赦のない難易度と16ビット版とのテンポの差は当時から議論の的でした。発売当時のゲームギア版を経験した身としても、子供心にその難しさは痛烈でした。現在の基準では少々ハードすぎるかもしれませんが、それゆえに唯一無二の個性を放つ、ソニックシリーズ屈指の挑戦的な一作といえるでしょう。
データシート
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