デイトナUSAサーキットエディション
Daytona USA: Championship Circuit Editionアーケードの名作が、グラフィックの洗練、新コース、新車種、追加機能と共に生まれ変わったセガサターンのアップグレード版。家庭用移植の理想を追求した一作。※本ディスクは盤面が損傷しており動作不可のため、交換が必要です。
説明
『Daytona USA: Championship Circuit Edition』は、セガサターン版の初期移植作である『デイトナUSA』を大幅に改良した作品です。セガAM3研が開発を手がけた本作は、ローンチタイトルの課題であったグラフィック品質と動作の安定性を徹底的に追求し、コンテンツの大幅な拡充が図られました。当時のセガサターンでアーケード版『Model 2』の映像表現を再現するのは極めて困難でしたが、本作ではテクスチャの洗練、描画の安定化、フレームレートの向上を実現し、前作の反省を払拭する仕上がりとなっています。初期作が本体の発売に間に合わせるための急造移植であったのに対し、本作はセガサターンのハードウェア性能を極限まで引き出すための開発期間が確保されていました。
本作ではオリジナル版の3コースに加え、「ナショナル・パーク・スピードウェイ」や「デザート・シティ」などの新コースが追加され、レースの幅が大きく広がりました。また、アーケード版の「ホーネット」以外にも、独自のハンドリング性能を持つ複数の車種が追加されています。サウンド面でも光吉猛修氏による象徴的な楽曲「Let’s Go Away」や「Sky High」のリミックス版に加え、新曲も収録。単なるアーケード移植に留まらない、サターン専用タイトルとしての個性が強調されています。
日本国内版では、セガの通信モデムによる対戦機能やタイムアタックのランキング送信に対応していました。これらは、現在のオンラインゲームが定着する遥か以前の野心的な試みです。さらに、シリアルケーブルを用いた2台のセガサターンによるローカル対戦にも対応しており、アーケードさながらの体験が可能でした。これら両方の通信手段をサポートするタイトルは稀であり、技術的に極めて完成度の高い作品といえます。
当時の評価は、コンテンツの豊富さと動作の滑らかさから、前作を大きく上回りました。アーケード版の圧倒的な技術には及ばないものの、本作はセガサターンの限界に挑んだ野心作です。『Daytona USA 2001』が登場するまで、家庭用ゲーム機で最も『デイトナUSA』を体験するのに相応しい決定版として君臨していました。
データシート
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