完 全 中 継 プロ野球 グレイテストナイン
Kanzen Chūkei Pro Yakyū Greatest Nine
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セガCS1が開発した、セガサターン初期の野球ゲーム。ポリゴンを用いたフル3Dの演出と当時の日本プロ野球公認データが特徴であり、後に続く『グレイテストナイン』シリーズの記念すべき第一作目。
説明
『完全中継プロ野球 グレイテストナイン』は、セガサターン初期におけるリアル志向の野球シミュレーションとして誕生した。タイトルが示す通り「完全中継」を掲げ、当時のテレビ中継さながらの演出を追求している。1994年シーズンの日本プロ野球(NPB)公認データに基づき、実在の球団や選手、当時のユニフォームが忠実に再現された。モーションキャプチャー技術を導入し、当時現役であった小林雅英投手ら、実在の選手たちの動きをデータ化することで、それまでのスポーツゲームにはなかったリアリティを獲得している。ゲームモードにはエキシビション、ペナントレース、プレーオフなどが用意され、投手ローテーションや打順、代打の選定といった戦略的な采配が可能。また、チームやユニフォーム、選手の能力をカスタマイズする機能も搭載されており、ファンのこだわりに応える内容となっている。実況アナウンサーの熱のこもった解説や天候の変化といった演出面も、放送席にいるかのような没入感を生み出した。グラフィック面では、当時のスポーツゲームがドット絵で表現されることが多かった中で、ポリゴンを用いた立体的な選手モデルと緻密な球場描写が高く評価された。後年のタイトルと比較すれば発展途上の感は否めないものの、サターン初期における野球ゲームの到達点として、週刊ファミ通のクロスレビューで27/40を記録するなど、高い評価を獲得した。本作の成功は、『グレイテストナイン96』、『同 97』、『同 98 サマーアクション』といった続編シリーズへと受け継がれていった。海外ではメジャーリーグベースボール(MLB)を題材とした『World Series Baseball』としてリリースされた経緯を持つ。後にスマイルビットの手によってゲームボーイアドバンス用ソフト『ベースボールアドバンス』として復活を遂げたことからも、本作がセガの野球ゲーム史における重要な礎であったことが伺える。90年代中盤の3Dスポーツゲーム黎明期を語る上で欠かせない一作である。
データシート
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