Demolition Man
シルヴェスター・スタローン出演の専用FMVと、滑らかな一人称視点シューティングやアクション・シークエンスを融合させた意欲的なマルチジャンル・タイトル。3DOを代表する傑作として高い評価を受け、従来の16ビット版の枠を遥かに超えた、極めて強固なマルチメディア体験として現在も称賛されています。
説明
『Demolition Man』は、同名の16ビット版ゲームとは一線を画す、マルチジャンル・エクスペリエンスとして構築された作品です。Virgin Interactiveとの共同開発による本3DO版は、CD-ROMというメディアの特性を最大限に活かし、Doom風の一人称視点シューティング、ライトガンを用いた射撃場、対戦格闘、そしてドライビング・シークエンスを融合させています。本作の最大の特長は、ジョン・スパルタン役を再演したシルヴェスター・スタローンによる、ゲーム専用にグリーンバックで撮影された完全新規のフルモーションビデオ(FMV)が収録されている点にあります。
SNESやメガドライブ版の『Demolition Man』と比較すると、設計思想の隔たりは歴然です。16ビット版のカートリッジ作品は、『魂斗羅』や『Smash TV』といったタイトルの影響を受けた、手堅く洗練されたラン&ガン系アクションとして開発されました。一方で3DO版は、高品質なムービー映像で連結された、異なるミニゲームの集合体として機能していました。
リリース当時、3DO版は評価が分かれました。世界中のレビュアーから、FMVをゲームプレイにシームレスに組み込んだ点や、CD音質によるオーディオは高く評価されました。格闘やドライビングのパートは二の次と見なされることもありましたが、一人称視点シューティングのレベルに関しては、その滑らかなエンジン、高速なテンポ、そして印象的なデジタルグラフィックが高く称賛され、当時の他機種では到底実現不可能であった体験を提供しました。
今日、3DO版の評価は盤石なものとなっており、90年代のマルチメディアな映画タイアップ作品において、その巨大な構想を具現化できた希少な例として広く知られています。単なる繋ぎ合わせのFMVギミックとして片付けられることはなく、一貫して3DOプラットフォームにおける屈指の名作としてランク付けされています。16ビット版のタイトかつ伝統的なラン&ガンアクションも評価されつつも、本作はライセンス作品として極めて成功した、プレミアムな実行例として認められています。
データシート
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