Wolfenstein: The New Order

古典的なFPSシリーズを映画的なオルタナティブ・ヒストリーの視点で再構築した意欲作。ナチスに支配されたヨーロッパを舞台に、レジスタンスの戦いと技術的特異点、そして個人の闘争が描かれる。

説明

Wolfenstein: The New Orderは、ナチス・ドイツが第二次世界大戦で勝利した1960年代の架空の世界を舞台とした作品である。プレイヤーは戦争の英雄B.J.ブラスコヴィッチとなり、昏睡状態から目覚めた過酷な全体主義下の世界で、レジスタンスの一員として体制の打倒を目指す。本作は個人の不屈の精神と抑圧への抵抗という重厚なテーマを前面に押し出している。過去のシリーズ作品との歴史的な連続性は尊重しつつも、物語上の直接的な縛りを設けないことで、MachineGamesはブラスコヴィッチというキャラクターを再定義し、映画的なオルタナティブ・ヒストリーとしてシリーズを再構築した。

ゲームプレイは伝統的なファーストパーソン・シューティング(FPS)にステルス要素とシネマティックな演出を融合させたものとなっている。多彩な武器を駆使し、多くは二丁持ち(デュアル・ウィールド)が可能。ステージ構成は直線的な進行と探索のバランスが計算されている。物語序盤の重要な選択は、その後のタイムラインと登場人物に分岐をもたらす。id Tech 5エンジンの採用により、精緻な環境描写と滑らかな戦闘体験が実現された。本作では、シリーズの持ち味である過剰なまでの重火器の魅力はそのままに、人間味溢れる主人公としてのブラスコヴィッチの葛藤を深く掘り下げている。

発売当時の評価は極めて高く、特に戦闘デザインと物語の深み、そしてシリーズの刷新は見事と称賛された。長年の低迷を経て、本作がシリーズを現代のFPSシーンに再び呼び戻したことは重要な歴史的転換点として語り継がれている。ストーリー重視のFPSとして『BioShock Infinite』や、スペクタクルな演出で『Call of Duty』とも比較されることが多い。本作の成功により、前日譚となる『The Old Blood』(2015年)でナチスのオカルト実験を描き、正統な続編『Wolfenstein II: The New Colossus』(2017年)で占領下のアメリカでの抵抗を描くなど、新たな歴史が紡がれていった。その後、『Youngblood』(2019年)では、ブラスコヴィッチの双子の娘たちによる1980年代のパリを舞台とした物語へと繋がっていく。

データシート

商品名
  • Wolfenstein: The New Order
商品コード
  • IL-48512-EAU
アイテム番号
  • 0093155148512
シリーズ
種別
ジャンル
販売地域
外箱
説明書
開発元
販売元
メディア形式
プレイ人数
年齢区分
発売日
登録日
  • 2018年12月26日