ペーパーマリオスーパーシール
Paper Mario: Sticker Star (Nintendo Selects)使い捨てのシールを戦闘ツールとパズルの鍵として活用する、Nintendo 3DS向けロールプレイングアドベンチャーです。
説明
『Paper Mario: Sticker Star (Nintendo Selects)』は、『ペーパーマリオ』シリーズの第4作目であり、携帯ゲーム機向けに設計された初のタイトルです。物語は、年に一度の「シールフェスティバル」をクッパが台無しにし、コメットの力を手に入れたことで散らばってしまった6枚の「ロイヤルシール」を回収するため、マリオとシール界の妖精「カリス」が冒険に出るところから始まります。本作はシリーズの伝統であるペーパークラフトの美学を継承しつつ、ジオラマのような環境や、キャラクターたちが自らの紙としての性質を認識しているような演出など、より「紙」のテーマを強調した構成となっています。従来の章立ての物語構成とは異なり、ステージ選択制のレベルベースの進行を採用しました。
戦闘はターン制ですが、従来のRPG要素は刷新されています。バッジやパートナー、永続的な強化の代わりに、フィールドで収集する「シール」が全てを担います。シールは攻撃やアイテム、あるいは現実世界の物体を模した特別な「モノシール」として使用されると消費される使い捨て形式です。このシステムにより、戦闘で優位に立つためには常にシールアルバムを補充する必要があり、探索とリソース管理の重要性が増しました。また、「ペーパーライズ」という新要素により、環境の一部を剥がしてシールを貼り付け、パズルを解いたり隠しルートを見つけたりする遊びも導入されています。宮本茂氏の意向により物語は意図的にシンプルに保たれていますが、ユーモア溢れる台詞回しや紙の世界観を活かした演出は健在です。
リリース時の評価は、そのビジュアルの美しさやシールのギミックに対する創意工夫が高く評価された一方、RPGとしての深みや独特なパートナーキャラクターの不在、特定のシールを要求する難解なパズル設計については意見が分かれました。しかし、世界累計販売本数は240万本を超え、その後の『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』へと繋がる道筋を作りました。本作は、シリーズが伝統的なRPGから実験的なパズル重視のデザインへと転換を図った、重要な節目を刻んだ作品といえるでしょう。
データシート
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