The LEGO Movie Videogame
映画のビジュアルを一貫して追求した、テンポ重視のシネマティック・アクション。インタラクティブなオブジェクトだけでなく、背景に至るまで全てが仮想レゴブロックで構成されており、ストップモーションアニメのような独自の質感をゲーム内で完璧に模倣した、シリーズにおけるスタイリッシュな挑戦作。
説明
『The LEGO Movie Videogame』は、平凡な建設作業員エメット・ブリコウスキーが、暴君おしごと大王から世界を救う鍵となる「スペシャル」だと誤解されるところから物語が始まります。本作のストーリーは映画本編のクリップ映像で構成され、ウィル・フェレルやモーガン・フリーマンら主要キャストによるボイスが彩りを添えています。物語は終始ハイテンションなコメディタッチで展開され、映画の持つ「Everything is Awesome」という精神をアイコニックなステージの数々で見事に再現しました。
ゲームプレイはシリーズ伝統のライトなパズルと戦闘を軸としつつ、本作の核心である「マスタービルダー」の要素を導入しています。エメットのような一般キャラクターは「説明書」を集めてミニゲームをクリアすることで構造物を組み立てますが、マスタービルダーは環境中の光るオブジェクトを認識し、即座に新しいツールへと組み替えることが可能です。Wii U版ではGamePadによるオフTVプレイや、タッチ操作によるキャラクター切り替えが可能ですが、『LEGO City Undercover』のような専用機能と比べると活用度は控えめです。
TT Games作品群の中では、より焦点を絞った短編的な立ち位置の作品といえます。美しいビジュアル刷新とウィットに富んだ脚本は高く評価された一方で、キャンペーンが10〜12時間程度と短く、小規模なハブワールド間でのロード時間が長い点は指摘されました。ストーリー構成が映画本編の視聴を前提としているため、やや断片的な印象も受けます。後に公開された『The LEGO Movie 2 Videogame』では、本作のシステムと『LEGO Worlds』のようなオープンワールドの探索要素の融合が試みられました。『LEGO Marvel Super Heroes』のような圧倒的な密度には及びませんが、単なる原作の再現に留まらず、映画体験をそのまま地続きにしたような良質なタイアップ作品です。
データシート
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