ゼルダ無 双 ハイラルオールスターズ
Hyrule Warriors
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『真・三國無双』シリーズの多人数戦と、『ゼルダの伝説』の世界観・キャラクターを融合させたアクションゲーム。数百もの敵が画面上で入り乱れる描写を実現し、後のシリーズ展開の礎となったWii Uの意欲作です。
説明
『ゼルダ無双』は、ハイラル軍と時を超えて集結した伝説の英雄たちが、魔女シアの野望を阻止するために共闘する物語です。リンクへの執着からトライフォースを分断し、異なる時代の歴史を融合させてしまったシアに立ち向かう本作は、『ゼルダの伝説』シリーズの歴史を駆け抜ける構成となっており、『時のオカリナ』、『トワイライトプリンセス』、『スカイウォードソード』のキャラクターや舞台が交錯します。本作の雰囲気は、シリーズ伝統の孤独な冒険から一転、戦場と化した世界での混沌としたエネルギーに満ちた、壮大なヒロイックファンタジーです。奔放な魔女ラナや、竜の将軍ヴォルガといったオリジナルキャラクターを迎え、トライフォースの運命をかけたマルチバース規模の争いが繰り広げられます。
ゲームプレイは、砦の制圧と押し寄せる数多の敵兵をなぎ倒し、強力なボス指揮官を誘い出す戦略的な進行が中核となります。通常攻撃と強攻撃を組み合わせたコンボシステムに加え、「魔力解放」ゲージや、ブーメラン、フックショット、バクダンといったお馴染みのサブウェポンを使い、敵の弱点を突く戦術が重要です。『Wii U GamePad』はサブモニターとして活用され、リアルタイムの戦術マップやアイテム管理をスムーズに行えます。本作の特筆すべき点は非同期ローカル協力プレイにあり、1PがGamePad、2Pがテレビ画面を使用することで、画面分割を排し、両プレイヤーが広い視野を確保できる独自の体験を実現しました。Wii U版の技術的なパフォーマンスについては多くの議論を呼びました。シングルプレイでは概ね720p/30fpsで安定していましたが、ローカル協力プレイ時には解像度が約480pまで低下し、両者が同時に「必殺技」を発動する場面では頻繁にフレームレートの低下が見られました。
2014年の発売以来、『ゼルダ無双』シリーズは任天堂のコラボレーション企画の重要な柱として成長を遂げました。Wii U版がその基礎を築き、その後の3DS版『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』では、キャラクターの即時切り替えや「マイフェアリー」システムといった重要な要素が追加されました。シリーズは後に、「歴史の融合」というコンセプトから、より物語性を重視したアプローチへと進化しました。『ゼルダ無双 厄災の黙示録』(2020年)は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(2017年)の前日譚を描き、さらに『ゼルダ無双 禁断の地』(仮称: 2025年)と『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(2023年)の間にも同様の関連性が見られます。Wii U版は、発売後の充実したDLCモデルとamiibo連携によってキャラクターやマップを拡充しました。その後、Nintendo Switchで全てのDLCを収録した『Definitive Edition』もリリースされましたが、こちらはGamePad機能には対応していません。
発売当時の評価は、技術面への指摘とゲーム構造への賛否が混在したものでした。批評家たちは、高精細なモデルやマスターソードを振るう爽快感を高く評価しましたが、一方で「アドベンチャーモード」におけるバッジ強化のための素材集めといった反復的な作業については批判も多く寄せられました。この点において、本作は一人のキャラクターの視点で戦い抜く「純粋な無双」としての性質を強く残しています。技術的な課題はありましたが、Wii Uにおける最も堅実なサードパーティタイトルの一つとして、『ゼルダ』の世界観が伝統的なジャンルの枠を超えて成立しうることを証明しました。
データシート
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