サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜
大神一郎の物語の完結編となるドラマチック・アドベンチャー。帝国華撃団と巴里華撃団が合流し、シリーズの総決算としてロマンスと戦術的なARMSバトルが融合した作品です。ドリームキャストの幕引きに合わせて開発されたため、従来作と比較してコンパクトな構成ですが、シリーズファンにとって感慨深い記念碑的な結末となっています。初回版には『サクラ大戦3 ドラマダウンロードディスク』が同梱されました。
説明
『サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜』は、セガを代表する『サクラ大戦』シリーズのナンバリング第4作であり、大神一郎の物語を締めくくる完結編です。舞台は大正16年。蒸気技術による近代化が進む帝都東京を舞台に、ふたたび巻き起こる怪人たちの脅威に、大神と帝国華撃団が立ち向かいます。本作の最大の魅力は、帝国華撃団と巴里華撃団の垣根を越えた夢の競演にあります。大神華撃団として両都市のヒロインたちが結集し、シリーズのフィナーレを彩る華やかなクロスオーバーが展開されます。
ゲームシステムは従来通り、アドベンチャーパートと戦略的なバトルパートで構成されています。会話システム「LIPS(ライブ&インタラクティブ・ピクチャー・システム)」に加え、戦闘システムには『サクラ大戦3』で導入された「ARMS」を採用し、よりダイナミックな戦術性を継承しました。本作独自の試みとして、物語序盤に帝都と巴里からそれぞれ一人ずつヒロインを選択し、大神を含めた三角関係を軸にドラマが進行する構造を採用。これにより、計13名ものヒロインとのロマンスを楽しむことができ、非常に濃密でリプレイ性の高い体験を提供しています。ドリームキャストの終焉に伴い、わずか1年足らずで開発されたため、キャンペーンのボリュームはシリーズ中でも短い部類に入りますが、それゆえに物語の密度は高く保たれています。
開発期間の短さは、本作の評価を決定づける要因となりました。シリーズのファンからは、大神の物語を締めくくる感情的な満足感や、両都市のキャストが一堂に会する祝祭的な雰囲気が高く評価されています。一方で、一周のクリア時間が約4~5時間という点は、フルスケールの続編というよりは、メモリアルなエピローグに近いという意見も少なくありません。しかし、それでも25万本を超える販売本数を記録し、ドリームキャスト末期の最後を飾る傑作としてファンの記憶に深く刻まれています。『サクラ大戦4』は、決して最大規模の作品ではありませんが、大神の物語とドリームキャストという時代の幕引きに相応しい、感謝と華やぎに満ちた有終の美と言えるでしょう。
データシート
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