Controller (PAL)
Dreamcastの標準コントローラ。本体同梱版と単体販売版が存在し、製品IDは全世界共通ですが、ロゴマークの色がNTSC-J版はオレンジ、NTSC-U版は赤、PAL版は青という地域ごとの差異があります。
セットに含まれる商品
説明
Dreamcastのコントローラは、中央のアナログスティック、デジタル方向キー、4つのフェイスボタン、そして2つのアナログトリガーという特徴的なレイアウトを備えています。記憶媒体であり、かつ小型ディスプレイとしての役割も果たすビジュアルメモリ用のスロットを搭載。さらに、ぷるぷるぱっくやマイク、あるいは追加のメモリカードなどを拡張できるスロットも備え、ハードウェアとしての拡張性を極めていました。コードを底面から引き出し、背面のクリップに通すという構造は当時としては独創的で、握りやすい大型のグリップ形状が採用されています。
デジタルとアナログの両入力をサポートし、特にトリガーはレースゲームやシューティングゲームでの緻密なアナログ入力を可能にしました。ビジュアルメモリの液晶画面は、プレイ中に体力ゲージやマップなどを表示する補助スクリーンとなり、コントローラから取り外せば単体でミニゲームを遊ぶことも可能です。その設計思想は、セガの往年の名機であるセガサターン 3Dコントロールパッドの系譜にあり、後のXboxコントローラに見られる大型の筐体や複数のメモリポート、トリガー構造といった設計の先駆けとなりました。
リリース当時、その先進性とビジュアルメモリによる画期的な体験は高く評価されました。一方で、筐体の大きさとコードの取り回しについては議論も分かれましたが、セガのハードウェア設計におけるこだわりを象徴するコントローラであることに変わりはありません。プレイ体験と周辺機器による拡張性を高度に融合させたDreamcastの個性を体現する存在として、今なお多くのファンに愛されています。