エイリアンストーム
Alien Storm-
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ベルトスクロール、疾走アクション、シューティングを融合させた、ジャンルを横断するアーケード移植作。スライムが這い回るSF的な世界観と、独創的なゲームプレイが16ビット機で見事に再現されている。
説明
『エイリアンストーム』は、1991年にセガのAM1研が手掛けた1990年のアーケードヒット作をメガドライブへと移植したタイトルである。本作は『ゴールデンアックス』の精神的続編にあたり、サイドスクロール・ベルトスクロールアクションというジャンルにSFホラーとマルチジャンルのゲーム性を融合させ、新境地を切り拓こうとした野心作だ。System 18アーケード基板の混沌とした高速アクションを家庭用機で再現すべく、ハードウェアの限界に挑んだセガの黄金期を象徴する資料的価値の高い一本である。
ゲーム体験は多岐にわたる。伝統的な横スクロールの乱闘に加え、疾走感あふれるランニングパートや一人称視点のシューティングステージが組み込まれている。プレイヤーは「エイリアンバスターズ」のメンバーであるカレン、ガース、そしてロボットのスクーターから操作キャラクターを選択する。特筆すべきは、物理的な打撃ではなく火炎放射器や電撃といったエネルギー兵器を駆使して戦う点である。また、画面上の脅威を一掃する「スペシャルアタック」は、戦闘機によるナパーム攻撃や核爆発といった映画的な演出を伴う強力な切り札として機能する。メガドライブ版ではアーケード版にはなかった2つの独自モードを追加。ボスとの連戦を楽しむ「デュアル」モード、そして新たなマップ構成の「アンダーグラウンド」モードが収録された。メカニズム面では、メガドライブのパレットを活かした滑らかなキャラクターアニメーションと、不気味で生物的な敵キャラクターのデザインが光る。オーディオ面でも、 gritty(粗削り)なインダストリアルサウンドと、異星人の悲鳴やエネルギー兵器の駆動音を模したデジタルサウンドが没入感を高めている。
リリース当時、本作はバラエティ豊かなゲーム性と、エイリアンバスターズの移動拠点にハンバーガーショップをカモフラージュさせるような独特のユーモアセンスが高く評価された。当時のゲーム誌は、アーケード版のスピードとテンポをほぼ完璧に移植した技術力を称賛している。後年の批評では『ベア・ナックル』と比較して戦闘の精密さに欠けるとの指摘もあるが、3つのジャンルを16ビットのパッケージの中に違和感なく落とし込んだ創造性は、現在も高く評価されている。
データシート
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