全日本プロレス フィーチャリング バーチャ
Zen Nihon Pro Wres Featuring Virtua-
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全日本プロレスのレジェンドたちと『バーチャファイター』の格闘エンジンが融合した、奥深くテクニカルな3Dプロレスシミュレーションの傑作。
説明
『全日本プロレス フィーチャリング バーチャ』は、1997年にセガがセガサターン向けにリリースした画期的な3Dプロレスゲームです。本作は『バーチャファイター』を手掛けた伝説的な開発部署、セガAM2研によって開発されており、日本のプロレス文化と32ビット時代の最先端格闘メカニズムが融合した記念碑的作品です。三沢光晴、川田利明、田上明といった全日本プロレスのスター選手が実名で登場するほか、「フィーチャリング バーチャ」の名の通り、ウルフ・ホークフィールドやジェフリー・マクワイルドといった『バーチャファイター』のキャラクターが参戦し、それぞれの技をリング上で展開します。
本作の真骨頂は、当時の海外製プロレスゲームによく見られたボタン連打型とは一線を画す、タイミングと間合いを重視した奥深い組み技システムにあります。日本武道館という聖地を舞台に、中継さながらのカメラワークと硬派なスポーツ演出が、極めてリアルな「プロレス」の空気を醸し出します。技術面では『バーチャファイター2』のエンジンを洗練させたものを採用しており、当時の家庭用ゲーム機としては異例の滑らかな3D描画と精緻な衝突判定を実現しました。試合展開や観客の熱狂度によって選手の能力が変化する「スピリット」ゲージ、そして一発逆転の「バーニング」フィニッシャーなど、戦略的な駆け引きを深化させるシステムも健在です。セガサターンのデュアルCPU構成を極限まで活用し、複雑な組み技の応酬においても安定したフレームレートを維持しています。また、充実したトレーニングモードや、本体内蔵バックアップメモリによるチャンピオンシップの進捗・ランキング保存にも対応しています。
リリース当時、『週刊ファミ通』をはじめとする各メディアからは、『バーチャファイター』の格闘エンジンをリングに見事に落とし込んだ点が高く評価され、屈指のプロレスゲームとして絶賛されました。特にアニメーションの質とカウンター技を軸とした戦略性の深さは、ハード性能を最大限に引き出したものとして注目されました。今日においても、3D格闘シミュレーションの歴史における唯一無二のクロスオーバー作品として、その価値は色褪せていません。