プロ野球 グレイテストナイン '98
Pro Yakyū Greatest Nine ’98-
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Game Disc
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Instruction Manual
セガの「リアル系」野球ゲーム、グレイテストナイン・シリーズのサターン末期を飾る力作。ペナントレースや充実したエディット機能を搭載し、選手一人に焦点を当てた新機軸「なりきりモード」が、後のキャリアモードの礎を築いた。
説明
『プロ野球 グレイテストナイン ’98』は、セガが手掛けた「リアル系」野球ゲームの金字塔、グレイテストナイン・シリーズの1998年シーズン版である。日本野球機構(NPB)の公式ライセンスを取得し、セ・パ両リーグの全12球団および1998年当時の最新ロースターを網羅。当時人気を博した実況パワフルプロ野球シリーズのデフォルメされた作風とは対照的に、選手を等身大のモデルで描くシミュレーション重視のスタイルを貫いている。セガらしい演出へのこだわりも健在で、単なるアーケード的スポーツゲームに留まらない、まるでテレビ中継を観戦しているかのような臨場感が追求されている。
オープン戦、ペナントレース、ホームラン競争といった定番モードに加え、チームや選手の編集機能、雨天中断、コールドゲームといった細かいルールも忠実に再現。本作最大の特徴は、「なりきりモード」の初搭載であろう。チーム全体を指揮する従来のスタイルから一転し、特定の選手一人を操作するこのモードは、後の「サクセス」的成長要素を先取りしたような試みであり、個人のプレー成績に焦点を当てた没入感の高いシーズン体験を提供した。
セガサターン晩年を彩った野球ゲームの中でも、リアルな操作性を好む層から高い評価を得ている名作である。ペナントレースの深みや充実したエディット機能は、現代のファンからも高く評価されている。一方で、リアル系であるがゆえの守備操作の難易度は、同時代の『パワプロ』や『ファミスタ64』と比較すると、より硬派でストイックな手応えをプレイヤーに求める。後に『プロ野球 グレイテストナイン ’98 サマーアクション』が登場し、これがセガサターンにおける野球ゲームの掉尾を飾った。セガのサターン時代における野球ゲームの系譜を締めくくる、記念碑的な一作である。