Futurama
本作は、メカニクスの革新性よりも、番組のテレビ放映打ち切り期間中に制作された「失われたエピソード」としての正規の物語体験が高く評価されている、ライセンス系3Dプラットフォームゲームです。
説明
Futuramaは、マット・グレイニングによるSFコメディをPlayStation 2とXboxにもたらした作品であり、FOXがシリーズの打ち切りを決定した時期にリリースされました。当時のライセンス系タイトルがそうであったように、本作も「再現性」を最大の売りとしています。脚本はシリーズの実際の脚本陣(J・スチュワート・バーンズらが主導)が担当し、主要な声優陣が総出演。アニメーションを完全に再現するためにセルシェーディング技術が採用されました。約30分にも及ぶカットシーンは非常に完成度が高く、後にDVD『Futurama: The Lost Adventure』としてまとめられたほどです。
ゲームプレイは2000年代初頭の標準的なアクションプラットフォーム形式で、物語は4人のプレイアブルキャラクターの視点から進みます。プレイヤーは、フライを操作して三人称視点のラン&ガン、リーラを使って近接格闘やアクロバティックなアクション、ベンダーを導いて武器を駆使したプラットフォーム攻略、そしてゾイドバーグ博士で巨大な沼地の獣を操るなど、それぞれのキャラクター固有のメカニクスを体験することになります。プラネット・エクスプレス社屋からニュー・ニューヨークの変異体であふれる下水道に至るまで、直線的かつおなじみの場所を探索し、黄金のニブラーを集めながらママ率いるロボット軍団と戦うのが主な流れです。
リリース当時、Futuramaの評価は賛否が分かれました。批評家たちは、脚本の秀逸さ、映像の再現性、そして本物の番組を見ているかのようなボイスアクトを称賛しました。一方で、カメラワークの劣悪さ、単調なレベルデザイン、そして2003年当時ですら古臭く感じられた操作性については厳しく指摘されています。番組の打ち切りに伴う商業的な失敗と短い出荷期間により、現在ではPlayStation 2のNTSC版ライブラリにおいて非常に高価で希少なアイテムとして扱われています。PAL地域ではそこまでの希少性はありませんが、依然として価値のある一本です。本作はオーストラリア市場向けに再ラベルされた欧州PAL版となります。
データシート
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