Lemmings
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伝説的なパズルゲームの現代的な刷新版。革新的なEyeToy対応や、アナログスティック操作への適応を果たしたボリューム満点の意欲作です。
説明
『Lemmings』(2006年版)は、Team17がビジュアルを一新し、伝説的なパズルゲームシリーズを現代に蘇らせた作品です。本作は、PsygnosisとDMA Designが1991年に手掛けたAmiga版の、自滅を繰り返す生き物を導くという極めて中毒性の高い精神を継承しつつ、当時のドット絵から彩度の高いプリレンダリング3D背景へと大胆に移行しました。第6世代機の黄昏時にリリースされた本作は、複雑なインターフェースを家庭用ゲーム機向けに最適化し、視覚的な明瞭さとアクセシビリティを追求した設計思想を反映しています。
ゲームの核心は、緑色の髪を持つ無鉄砲なクリーチャーたちを、危険が潜む環境から目的地まで導くという点に変わりはありません。本作では、特定の役割を与えてスパイクや穴、炎のトラップを回避する伝統的な「仕事」システムにモダンな調整が加えられました。特筆すべきは、アナログスティックを活用した「ズーム&プレシジョン」機能です。マウス操作の不在を補うための不可欠な技術的付加要素として、戦場のクローズアップと俯瞰をスムーズに行うことが可能となりました。計156ものステージが用意されており、近未来的な工場から緑豊かな森林まで、緻密に描かれた環境が楽しめます。
開発陣は、多数の独立したAI個体を画面上に同時に表示しながら、極めて安定したフレームレートを維持することに成功しました。当時大々的に宣伝されたEyeToyへの対応は、プレイヤー自身の身体動作で環境に干渉しLemmingsを導くという、パズルゲームとしては極めて革新的な周辺機器の活用事例となりました。一方で、PS2版には操作上の遅延という課題も存在しました。PC環境での即座なポイント&クリックができないため、密集するLemmingsの中から特定の個体を選択する作業は非常に難しく、誤って自爆コマンドを入力したり、指示が間に合わないといった事態を招くこともありました。また、3D化された背景はビジュアル面では大幅な更新となりましたが、一部のギミックにおいて「ヒットボックス」の視認性を2D版より損なってしまうケースも見受けられました。
本作は、圧倒的なボリュームと、中毒性の高いゲームサイクルを忠実に再現した点において、概ね好意的に受け入れられました。当時のレビューメディアは、EyeToyによる技術的達成と、鮮明にアレンジされたサウンドトラックを高く評価しました。コントローラー操作はマウスに比べると直感性に欠けるという声もありましたが、PAL地域限定でのリリースという背景を含め、ファンの間ではシリーズの伝統的な魅力を損なうことなく、現代的な装いへと洗練させた成功作として記憶されています。
データシート
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