Xbox One Digital TV Tuner

Xbox Oneシステムで本来の能力を活かしきれなかったものの、チューナー非搭載のモニターで視聴環境を構築するには安価で価値のあるUSB接続のDVBチューナー。モデル番号は地域を問わず「1611」で統一されている。当時、英国版を取り寄せる方が安価な場合が多く、オーストラリア版のSKUは「6CV-00002」となっている。

説明

Xbox One Digital TV Tunerは、2015年に発売された、Xbox One本体で地上波デジタル放送を受信・視聴可能にする周辺機器である。特筆すべきは、テレビの入力を切り替えることなく、無料のHDチャンネルをシームレスに視聴できる点にあった。これは、当時マイクロソフトが掲げていた「ホームエンターテインメントの中心」というXbox Oneのコンセプトを具現化するものであり、別売のメディアリモコンやHDMI入力端子と連携した機能の一つであった。

私自身、当時は頻繁に使用しており、その実用性は非常に高かった。発売当初は「OneGuide」機能との連動性も高く、非常に機能的なソフトウェアサポートが提供されていた。しかし、ゲーム専用機としての原点回帰を優先する流れの中で、アップデートによりその存在感は徐々に薄れていった。リモコンとは対照的に、このハードウェアはXbox Series世代へは引き継がれなかった。

PlayStation 3のPlayTVと同様、北米市場には対応製品が存在しなかった。その理由は単なる放送規格の違いだけでなく、無料放送を取り巻く市場構造の差にある。欧州、オーストラリア、そして日本においては、地上デジタル放送が広く普及しており、主要チャンネルの多くをカバーしている。対して北米では、地上波(ABC、NBC、CBS、FOX、PBS)は存在するものの、大多数の世帯がケーブルテレビや衛星放送に依存している。さらに、北米市場は地域ごとの系列局や広告枠、複雑な番組表ライセンスによって細分化されており、コンソール側で統合的なインターフェース(OneGuideやPlayTVのEPGなど)を実現する障壁が極めて高かった。HDMI入力端子の統合といったマイクロソフトの野心的な試みは、北米中心主義的な視点ゆえに市場のニーズと乖離しており、結果としてリソースを浪費する形となった。

データシート

商品名
  • Xbox One Digital TV Tuner
商品コード
  • 6CV-00003
アイテム番号
  • 885370904758
種別
機器分類
地域仕様
販売地域
外箱
説明書
製造元
発売日
登録日
  • 2017年6月21日