ファイナルファンタジーXIII
Final Fantasy XIII-
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次世代機時代の技術力を象徴する、シネマティックなRPGの到達点。独自の「クリスタルツールズ」エンジンを初採用し、当時のハードウェアの限界を超える圧倒的な視覚体験とキャラクター描写を実現した、極めて洗練された物語主導の作品。
説明
『ファイナルファンタジーXIII』は、機械の神のごとき存在に運命を翻弄され、国家の反逆者として追われる身となった6人の男女が、抗いがたい運命に立ち向かう壮大な物語である。浮遊大陸「コクーン」と未開の地「パルス」を舞台に、宿命、神の介入がもたらす悲劇、そして社会から疎外された者たちの絆を深く描き出す。緻密に作り込まれたハイテクな世界観と、探索よりも感情の起伏を重視したテンポの良い進行が特徴的だ。「ファブラ ノヴァ クリスタリス」プロジェクトの基幹タイトルであり、後の『XIII-2』や『ライトニング リターンズ』へと繋がる複雑な神話体系を確立した。
バトルシステムには、シリーズ伝統の「アクティブタイムバトル」を高度に昇華させた「コマンドシンクロバトル」を採用。戦況に応じて瞬時にパーティの役割(ロール)を切り替える「オプティマ」システムが、戦略性に富んだテンポの速い戦闘を実現した。「ブレイク」を狙う敵の防御崩しや、チェーンによる連続攻撃は本作の醍醐味である。成長要素の「クリスタリウム」は、『ファイナルファンタジーX』のスフィア盤を彷彿とさせる非線形な育成ルートを提供。また、リアルタイム操作と高精細なプリレンダリングムービーがシームレスに繋がる演出は、当時の技術の到達点を示していた。一本道による物語体験は『ファイナルファンタジーX』に通じ、戦術的かつアクション性の高い戦闘のハイブリッドな構成は、現在の『ファイナルファンタジーVII リメイク』の先駆けとも言える。
発売当時は、その圧倒的な映像美と刷新された戦闘システムが評価され、シリーズ屈指の没入感を誇ると称賛された。伝統的な街や広大な探索要素を排除した設計は当時のファンの間で議論を呼んだが、物語の密度を高めるための大胆な決断であった。浜渦正志氏が手掛けた楽曲は、未来的ながらもどこか哀愁漂う本作の雰囲気を完璧に彩っている。HD時代におけるシリーズの美学を再定義した、技術的にも意欲的な金字塔である。
データシート
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