サンダーホークII
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Game Disc
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Instruction Manual
「アーケード・プラス」な操作感と、競合機を凌駕するサターン専用エンジンの最適化により、32bit時代を象徴するアクションシミュレーターとして君臨した一作。
説明
『サンダーホークII』は、Core Design社が手掛けた名作フライトシミュレーターの続編であり、90年代半ばにおける技術的な到達点として語り継がれる一作です。メガCDの制約から解き放たれ、新世代の32bitハードウェアのポリゴン性能をフルに活用することで、リアリズムよりもスピード感と迫力を追求した、アーケードスタイルのフライト体験を実現しました。
本作の核となるのは、改良された「Thunderhawk」エンジンです。テクスチャ付きポリゴンを採用したことで、大規模な3D戦場を驚くほど少ない描画遅延で表現することに成功しました。出撃前のカスタマイズシステムも秀逸で、全24ミッションにおいて、AH-73Mヘリコプターに機関砲やロケット、あるいは追尾式ミサイル「Maverick」などを自由に搭載可能です。パナマ運河から南シナ海まで、変化に富んだ環境に応じて武装を選択する戦術的な深みが、多くのパイロットを魅了しました。
特筆すべきはセガサターン版の技術的な完成度です。PlayStation版と比較しても、本作は複数の主要な局面で優位に立っていました。ほぼ全編を通して30fpsという安定したフレームレートを維持し、多数の敵ターゲットや弾幕が飛び交う状況でも、当時の32bit機にありがちな劇的な処理落ちは最小限に抑えられています。サターンのデュアルCPUアーキテクチャを駆使した環境クリッピングとシェーディングの処理は、1995年当時、PlayStation系タイトルを悩ませていた「ポリゴンの揺れ(ジッター)」が少ない、洗練された映像美を生み出しました。さらに、レッドブックオーディオによる重厚なサウンドトラックと、高品質なデジタル音声によるミッションブリーフィングが、当時「次世代機」と呼ぶにふさわしいプレミアムな体験を演出しています。本作は、開発陣がいかにサターンのポテンシャルを深く理解し、ハードの限界を押し広げていたかを如実に示す証左といえます。
発売当時、『サンダーホークII』はその圧倒的な技術力に対して惜しみない賛辞を浴びました。『Sega Saturn Magazine』やIGNといったメディアは、その高速なフレームレートと戦闘の凄まじい密度を絶賛し、ヘリコプター・シューターの新たなベンチマークとして評価しました。プレイヤー層からも、軍事的な地味さを廃し、「ハリウッド映画」のような爆発的な高揚感を持つミッション設計が熱狂的に受け入れられました。シミュレーションの純粋主義者からは操作が簡略化されすぎている(ストレイフや即時の旋回が可能である)との指摘もありましたが、現在ではサターンの初期3Dライブラリにおけるハイライトとして、ソニーの『Warhawk』と比較しても、ミッションの多様性とパフォーマンスの安定感で勝る名作と見なされています。
データシート
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