スターオーシャン3 ティル ジ エンド オブ タイム
Star Ocean 3: Till the End of Time-
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緻密な戦闘システムと銀河をまたぐ壮大な哲学で描かれるスペースオペラRPG。フル3D化されたフィールドとシームレスなリアルタイム戦闘を導入し、シリーズにおける大きな技術的転換点となった意欲作。
説明
スターオーシャン3 ティル ジ エンド オブ タイムは、銀河の休日を楽しんでいた青年が、未知の宇宙帝国からの急襲によって日常を奪われるところから物語が始まります。未開の惑星から高度な文明社会までを舞台に、自身の世界の真実を追い求める過酷な旅が描かれます。宇宙的な宿命、高度なテクノロジーが孕む倫理的葛藤、そして神と創造物という対立構造が物語の核心を成しており、ハイテクな宇宙船とファンタジーが融合したシリーズ特有の「サイエンスファンタジー」の世界観が構築されています。
ゲームプレイはフル3Dで構築されたマップを特徴とし、位置取りと攻守の鍵となる「ガッツ(ST)」メーターを管理するリアルタイム戦闘システムを採用しています。本作の初期プレス版は、特定のPlayStation 2ハードウェアでの動作不安定やフリーズが多発したことで知られています。システム面では、銀河中の発明家をスカウトしてアイテムを生み出す広範な「アイテムクリエイション」や、HPだけでなくMPがゼロになっても戦闘不能となる「MPデス」という独自の戦略的リスク管理が導入されました。本作はシリーズの第3作目にあたり、後に技術的な問題を修正しコンテンツを拡充した『ディレクターズカット』版へと引き継がれました。
開発は困難を極め、特に初期型PS2(SCPH-10000)との相性問題が深刻でした。後の『ディレクターズカット』版では、安定性の向上に加え、新規プレイアブルキャラクターやダンジョン、対戦モードが追加されています。グラフィック面では、当時の水準としては豊かな表情を持つキャラクターモデルを実現しましたが、環境テクスチャには荒さが目立つ箇所もありました。また、桜庭統氏によるプログレッシブ・ロック調の劇伴は高く評価されていますが、2枚のDVDへ収めるための圧縮によって、当時のPCタイトルと比較すると音質の平坦さが指摘されることもあります。
リリース当時、本作はその奥行きのある戦闘システムと膨大なやり込み要素で高い評価を得ました。一方で、終盤の物語においてシリーズ全体の世界観を根底から揺るがす衝撃的なプロット展開が用意されており、その評価は極端に分かれました。今日では、技術的な野心と従来のロールプレイングゲームの枠組みに挑んだ、第6世代を代表する記憶に残るRPGとして位置付けられています。
データシート
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