おにしゃ

Onimusha

歴史絵巻とホラー演出が融合した、「戦国サバイバルアクション」というサブジャンルを確立した意欲作。精緻なプリレンダリング背景に流麗なキャラクターモデルを配置したPS2初期の技術的到達点であり、同プラットフォーム初のミリオンセラーを達成した。

説明

『鬼武者』は、戦国時代を舞台に明智左馬介が稲葉山城から雪姫を救い出すべく奔走する物語を描く。本作の核となるのは、魔物として蘇った織田信長と、鬼の一族から授かった「鬼の籠手」を手に戦う左馬介の対峙である。歴史的事実とダークファンタジーが交錯する中で、武士の宿命と妖魔の呪いが緻密に絡み合う。妖艶な光の演出と、魔の巣窟と化した城内に響き渡る重厚なオーケストラ楽曲が、探索時の緊張感を極限まで高めている。元々はPlayStation向けに開発されていた本作だが、PlayStation 2の性能を活かす形でカプコンの第6世代機における礎となった。

ゲームシステムは、当時の硬派な操作性を踏襲しつつ、「魂吸収」によるリソース管理が鍵となる。中でも、敵の攻撃を紙一重でかわし、瞬時に斬り伏せる「一閃」の駆け引きは、本作の戦術的深みを象徴する要素である。雷斬刀、炎龍剣、疾風刀という三つの属性武器を使い分け、魂を捧げて強化することで、攻略の幅が広がる仕組みだ。PS2ならではの精巧な3Dモデルと、当時の技術を詰め込んだ表情豊かな演出が、謎解きとボス戦を彩る。固定カメラ視点による探索は『バイオハザード』の系譜を感じさせ、スピード感のある剣戟は後の『デビル メイ クライ』シリーズへと受け継がれていく。

金城武をモデルに起用したことで、当時のゲームとしては極めて稀な映画的気品を放つことに成功した。短編映画のようなボリューム感は指摘されたものの、その圧倒的な映像美と「戦国サバイバルアクション」という新たなジャンルの構築は、高く評価された。後にXboxで強化版となる『幻魔 鬼武者』もリリースされた。本作は、32ビット時代のホラー演出を第6世代の技術で昇華させた、2000年代カプコンの美学を定義した記念碑的な作品である。

データシート

商品名
  • Onimusha
原題
  • 鬼武者
商品コード
  • SLPS-65010
アイテム番号
  • 4976219454735
シリーズ
種別
ジャンル
地域仕様
販売地域
外箱
説明書
開発元
販売元
メディア形式
プレイ人数
発売時推奨価格
  • ¥6,800
発売日
登録日
  • 2026年1月29日