ディシディア ファイナルファンタジー NT
Dissidia Final Fantasy NTシリーズの代名詞であるブレイブ攻撃とHP攻撃のシステムを軸に、3対3のチームバトルへと昇華させたアリーナファイター。クラスロール制や召喚獣による戦略的な連携が特徴であり、視覚的な完成度と意欲的な設計の一方で、その複雑さから奥深いソロプレイを求める層からは賛否が分かれる結果となりました。
説明
『DISSIDIA FINAL FANTASY NT』は、アーケード版をベースにオンラインマルチプレイやストーリー要素、多彩なキャラクターラインナップを追加したPlayStation 4用タイトルです。タイトルに冠された「NT」は「New Tale(新たな物語)」を意味し、PSP版『ディシディア ファイナルファンタジー』(2008年)および『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』(2011年)から続く系譜であると同時に、チーム戦へと昇華された新たな構造を象徴しています。本作のバトルは「ファイナルファンタジー」シリーズ歴代キャラクターによる3対3の形式で繰り広げられ、各キャラクターは「ヘヴィ」「スピード」「シュート」「ユニーク」という4つのクラスに分類されています。
物語はPSP版で描かれた13回目の闘争の結末から始まります。コスモスとカオスの不在の中、戦士たちは新たな神、マテリアとスピリタスによって召喚されます。過去の記憶を保持したまま集められた英雄たちが、世界を蝕む新たな脅威に立ち向かう重厚なドラマが、イベントシーンと分岐マップを通じて展開されます。プレイヤーはバトルで「メモリア」を獲得し、マップ上のノードを解放することで物語を進行させます。
戦闘システムは「ブレイブ」と「HP」の二重構造が核です。攻撃によってブレイブを蓄積し、それをHPダメージに変換して敵を撃破するという、シリーズ特有の駆け引きが展開されます。イフリート、シヴァ、バハムートといった召喚獣を戦局に合わせて呼び出すシステムが、さらなる戦略的深みを生み出しています。洗練されたグラフィックとシリーズへのオマージュが詰め込まれた本作ですが、高い習熟度を要求するシステムとオフラインコンテンツの構成は、当時のユーザーから賛否両論の評価を受けました。発売後のアップデートで新キャラクターやバランス調整が重ねられましたが、格闘ゲームのコミュニティ形成という点では苦戦を強いられたタイトルといえます。
データシート
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