ウィー 本体
Wii Console任天堂の第7世代家庭用ゲーム機。処理能力よりも直感的なモーション操作を優先した設計であり、ゲームキューブの技術を基盤としたコスト効率の高いハードウェアが特徴です。本韓国版は、物理的なコントローラポートを残しながらも、独自のファームウェアによりゲームキューブ用ソフトの互換性が排除されています。
説明
韓国市場向けに展開されたWii本体は、モーションコントロールという革新的なコンセプトを継承しつつも、独自の地域的制約とファームウェア調整が施された極めて特殊なモデルです。外観や内部設計の根幹は世界共通の仕様ですが、韓国版Wiiには専用のWiiショッピングチャンネルや、韓国のユーザー向けにローカライズされたMiiスタジオが搭載されていました。
特筆すべきは、物理的にはゲームキューブ用コントローラポートとメモリーカードスロットを備えているにもかかわらず、メインボードおよび光学ドライブのファームウェアレベルでゲームキューブ用ディスクおよびソフトウェアの互換性がオミットされている点です。韓国では2006年の韓国任天堂設立以前、大元メディアがNTSC-J(日本)仕様のゲームキューブ本体を流通させていた経緯があります。しかし、韓国任天堂は価格統制と市場保護の観点から、あえて日本市場とは異なるNTSC-Kという独自のリージョンコードを導入しました。
ハードウェアのスペックについては、IBM製Broadway CPU(729MHz)とHollywood GPU(243MHz)を核とし、24MBの1T-SRAM、64MBのGDDR3メインメモリ、3MBのテクスチャメモリという構成は他地域モデルと変わりありません。512MBのフラッシュメモリ、Wi-Fi、Bluetooth、USB 2.0ポートを搭載し、SDカードによる拡張も可能です。
韓国におけるWiiの普及は、社会現象と呼ぶにふさわしいものでした。チャン・ドンゴンといった著名な俳優を起用した戦略的な広告展開により、Wiiは単なる子供向け玩具ではなく、洗練されたライフスタイルデバイスとして幅広い層に浸透しました。PC房が主流の韓国ゲーム市場において、初年度で約100万台という数字を叩き出したことは驚異的であり、特に『Wii Sports』や『Wii Fit』は高齢者施設や学校などでも幅広く活用されました。結果として、韓国版Wiiのタイトルライブラリは150~200本程度と非常に限定的ですが、その特殊なリージョン設定はコレクターにとって歴史的な関心を集める存在となっています。
データシート
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