Dreamcast
高度な3Dグラフィックスとオンライン接続をいち早く実現した、第6世代初の家庭用ゲーム機。セガ最後のコンソールであり、ネットワーク対戦への道筋をつけた記念碑的存在。北米モデル、VA1リビジョン。
説明
Dreamcastは、フロントローディング式のGD-ROMドライブ、4つのコントローラーポート、周辺機器用モジュラー拡張ベイを備えたコンパクトな白い筐体が特徴です。そのアーキテクチャは、200MHzで駆動する日立製SH-4 32ビットRISC CPUを中核とし、バンプマッピングやアンチエイリアス等のハードウェアアクセラレーションによる3D描画機能を備えたPowerVR2 CLX2 GPUを搭載しています。システムメモリはメインRAM 16MB、ビデオRAM 8MB、オーディオRAM 2MBで構成され、高品位な映像と音響を実現。オーディオ面では、64チャンネルのPCM/ADPCM再生に対応したARM7ベースのヤマハ製AICAチップがその重責を担っています。
ストレージには最大1GBの容量を持つGD-ROMディスクを採用。セーブデータ管理には、携帯ゲーム機としても機能するリムーバブルなビジュアルメモリ(VMU)を使用します。映像出力は標準的なコンポジットやRGBに加え、VGAアダプター経由で最大480pの解像度までサポート。通信機能こそがこのハードの真骨頂であり、モデムベイを搭載。地域ごとに33.6kbps(日本・PAL圏)や56kbps(北米)のモデムが用意され、後にブロードバンドアダプターも発売されました。
Dreamcastは当時、その技術力とアーケードクオリティの移植、先駆的なオンラインサービスにより高く評価されました。後年、ゲーム機設計の概念を先取りしたシステムとして、その革新性や独自性の高いライブラリ、そして短い市場寿命とは裏腹な熱狂的な支持によって語り継がれています。
本機は北米仕様のVA1基板リビジョンです。かつて私は各地域のモデルを所有していましたが、この北米版は主にDead or Alive 2を遊ぶための専用機として活用していました。