ドゥーム
Doom-
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Back Cover
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Game Cartridge
id Softwareの金字塔的FPSを17レベルに凝縮して移植。コンテンツの削除や音源の劣化はあるものの、初期のコンソール移植における重要な試金石となるタイトルです。
説明
『ドゥーム』は、1993年にDOS PC向けにリリースされ、FPSというジャンルの基礎を築き、現代のゲーム史において不可欠な存在です。32X版は本作初の家庭用ゲーム機移植であり、後にリリースされたAtari Jaguar版をベースに開発されました。収録されたのは初期2エピソード(『Knee‑Deep in the Dead』および『The Shores of Hell』)の17マップで、第3エピソード『Inferno』は削除されました。これに伴い最強武器「BFG9000」もオミットされましたが、マニュアルには記載が残り、チートコードでのアクセスは可能です。また、サイバーデーモン、スパイダー・マスターマインド、スペクターなどの敵キャラクターも削減されています。
ゲームプレイは、高速な射撃、キーカードによる進行、迷宮のようなステージ構造という『ドゥーム』の本質を継承しています。しかし、32Xのハードウェア性能を駆使しても技術的な制約は避けられず、ステージの簡略化、テクスチャの削減、そしてフレームレート維持のための画面表示領域の縮小が行われました。後に登場したスーパーファミコン版と比較するとフレームレートの面で優位にありましたが、PCオリジナル版の持つ要素は大幅に削ぎ落とされています。
サウンド面では、32XがメガドライブのYM2612 FM音源に依存していたため、PC版のMIDI音源や他機種版と比較して、より荒々しく雰囲気の欠ける音響となっています。一部のSEも欠落しており、Jaguar版にあったマルチプレイヤーモードやセーブ機能も非搭載(ステージセレクト機能のみ実装)という仕様です。
32X初期のタイトルとしては野心的な技術デモとしての側面を持っていましたが、コンテンツの欠落やオーディオの劣化は免れません。現在となってはPCシューターを家庭用機へ移植する際の初期の試行錯誤を伝える資料的価値が高く、PlayStationやセガサターンといった後発のより完成度の高い移植版の陰に隠れた存在といえます。
データシート
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