Micro Machines v4
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700台を超える膨大なコレクションと、シリーズ伝統のバトルレース方式を3D時代へ見事に昇華させた、ノスタルジックかつ大ボリュームのアーケードレースゲーム。
説明
Micro Machines v4は、ミニチュアカーによるレースゲームシリーズの復活を告げる作品であり、第5世代機時代以来となる主要コンソール向けタイトルとして登場しました。本作は当時の主流であった複雑なシミュレーションレースゲームとは一線を画し、家庭内の日常風景を舞台にした、シリーズ伝統の荒々しくも楽しいトップダウン型アーケードアクションを継承しています。本作の設計思想は圧倒的なボリュームと収集要素に重きを置いており、膨大な種類の玩具車両が収録されています。
ゲームプレイの核となるのは、キッチンや屋根の上、ビリヤード台といった巨大な日常環境を、わずか数センチの小型車で駆け抜けるレースです。本作では収集要素が大幅に強化されており、アンロック可能な車両は750種類を超え、トレードや、勝者が敗者の車両を奪う「ピンクスリップ・レース」による奪い合いも可能です。シリーズの代名詞である「バトルモード」も健在で、ライバルを画面外へ追い出すという駆け引きが熱い対戦を盛り上げます。さらに、巨大ハンマーやプラズマガン、熱線誘導ミサイルなど20種類以上の武器パワーアップがコース上に散りばめられ、純粋なレースに車両同士の戦闘というスパイスを加えています。
技術面では、RenderWareエンジンを採用することで、インタラクティブな家庭内オブジェクトをコース上に多数配置することに成功しました。特筆すべきは「トラックエディター」の搭載で、プレイヤーは自由にウェイポイントを接続し、武器を配置してオリジナルのコースを作成することが可能です。一方で、PlayStation 2版においては、ロード時間の長さや、ダイナミックではあるもののタイトなコーナーで4人全員を捉えきれないカメラワークが技術的な課題として挙げられました。また、Multitapを用いた4人同時プレイに対応する一方で、1つのコントローラーを2人で操作する「共有コントローラーモード」といった野心的な試みも含まれており、物理的な干渉がデジタルなレース以上に白熱することも珍しくありませんでした。
発売当時、Micro Machines v4は8ビット・16ビット時代からのファンを中心に、賛否両論ありつつも好意的に迎えられました。多くのレビュアーが膨大な車両コレクションと独創的なレベルデザインを高く評価した一方、現代的なアーケードレースゲーム『Mashed』などと比較するとゲームメカニクスに進化が乏しいという声もありました。特にPAL地域ではブランドのノスタルジーが根強く高く評価されましたが、北米では「トライ&エラー」を強いる難易度曲線について評価が分かれました。今日では、ミニチュアカーの驚異的なバリエーションと気取らないパーティゲームとしての楽しさを備えた、このクラシックなシリーズの最後を飾るコンテンツ満載の一作として記憶されています。
データシート
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