F‐16 ファイティングファルコン
F-16 Fighter1984年にNexaがMSX向けに開発し、後にセガの8bit機へ移植された一人称視点のアーケードフライトシミュレーター。
説明
F-16 Fighterは、当時のハードウェアの制約の中で、F-16ジェット戦闘機の操縦体験を再現しようと試みた野心的な作品です。コクピット視点でのドッグファイトや迎撃ミッションが展開されますが、本作の最大の特徴は、その特異な操作系にあります。意図された操作性を実現するために、プレイヤーはコントローラーを2台同時に使用し、片方で飛行制御、もう片方で兵装やレーダーを操作する必要がありました。
現代の基準で見れば簡素ですが、アーケードアクションとシミュレーション要素を融合させ、家庭用ゲーム機に本格的な空戦シミュレーターを持ち込もうとした初期の挑戦です。本稿はカートリッジ版の紹介ですが、当時はカード版も販売されていました。興味深い逸話として、当時のパッケージには『Tennis Ace』と同一のUPCコードが割り当てられていたという記録も残っています。