テトリスX
Tetris X (Playstation the Best for Family)任天堂との独占契約終了後、The Tetris Company体制下でリリースされた歴史的パズルゲーム。ストイックなクラシックプレイに加え、『テトリス バトル外伝』の系譜を汲む最大4人対戦のバトルモードを収録。
説明
テトリスXは、パズルゲーム史において極めて重要な意義を持つ作品である。本作は、テトリスのライセンス権が旧ソ連のELORGから開発者アレクセイ・パジトノフ氏へと返還された後に発売された、家庭用ゲーム機向けテトリスとして最初のタイトルだ。この権利関係の再編に伴い「The Tetris Company」が設立されたことで、本作は任天堂ハード以外で発売された、新体制下における最初の公式リリースとなった。日本国内専売タイトルではあるが、ゲーム内のテキストの大半は英語で表記されており、海外のプレイヤーにとっても馴染みやすい仕様となっている。
ゲームモードは「Classic」と「Battle」の2つに大別される。Classicモードは10×22のグリッドで展開される伝統的なマラソンで、スーパーローテーションシステム(SRS)の初期プロトタイプを採用している。現代の「7-bag」システムとは異なり、完全なランダム性が特徴で、当時のシビアな積みの緊張感を体験できる。ビジュアルは極めてシンプルで、ストイックなスタッキングに集中できる設計だ。技術的なトリビアとして、レベル表示は200でカンストするほか、スコアが99,999,990点を超えると、表示が「一億点」と日本語で表示されるという仕様が存在する。
対照的にBattleモードは、プレイステーションのマルチタップを使用した最大4人対戦が楽しめる、キャラクター要素の強い賑やかなモードである。本作はスーパーファミコンの名作『テトリス バトル外伝』のキャラクター陣(パンプキン、シャーマン、ラビット、プリンセスなど)をそのまま継承している。7×17の狭いフィールドで、相手に送る「せり上がり」をストックし、画面下部のキャラクターを操作してターゲットを任意に選ぶというタクティカルなシステムを搭載。攻撃対象の選択やせり上がりの相殺といった駆け引きは、32ビット世代における対戦テトリスの中でも屈指の奥深さを誇る。
データシート
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