Case + Manual: Shellshock
軍事的なリアリティよりも、90年代ヒップホップのスタイルとアーケード的な軽快さを追求した戦車シミュレーション。セガサターンの3D性能を限界まで引き出した、技術的に優れた移植作。
説明
『Shellshock』は、『Tomb Raider』や『Thunderhawk』で知られる伝説的なスタジオが開発した、ハイテンションな一人称視点の戦車戦シミュレーターです。セガサターンへの移植作品がフレームレートの低下や機能削除に苦しむことが多かった当時において、本作はPlayStation版とほぼ変わらない技術水準を達成した稀有なタイトルです。
ゲームプレイには『Thunderhawk』のエンジンを地上走行用に最適化して採用しています。リアリティを重視する一般的な戦車ゲームとは一線を画し、機敏な動きで高速回避が可能なアーケードシューターのような軽快な操作感が特徴です。拠点のペニテンシャリー(刑務所)ハブでは、ミッションの合間に傭兵部隊の仲間と交流し、装甲、リロード速度、副兵装といった戦車のアップグレードを行うことが可能です。こうした軽微なRPG的要素が、全25ミッションに及ぶキャンペーンに成長の喜びをもたらしたとして高く評価されました。
技術的には、描画距離とフレームレートの面でサターン版は際立っています。1996年当時の多くの3D作品が「ポップイン(オブジェクトの突然の出現)」に悩まされる中、本作は広大な都市風景を比較的安定した30fpsで描き出しました。サターン特有のハードウェア上の制約で爆発などの透過処理はディザリングを用いた表現に留まっていますが、戦闘中の圧倒的なパーティクル量は当時としては驚異的でした。Martin Ivesonが手掛けた、退廃的で雰囲気のあるトリップ・ホップのサウンドトラックも本作の魅力であり、CD-DAトラックによるロード時間を発生させることなく、サターン内蔵音源を駆使して高音質なオーディオを実現しています。
発売当時、特に英国やオーストラリアでは批評家から好意的に受け入れられ、専門誌『Mean Machines Sega』ではそのスピード感と「盤石な」3Dエンジンが評価され77点のスコアを記録しました。本作の独創性は、軍事シミュレーションの枠を超えた90年代ヒップホップ/トリップ・ホップ文化を取り入れた尖った美学にあります。グラフィティ調のメニュー、ストリートスタイルを反映したキャラクターデザイン、スラングを多用した台詞回しは、従来の戦車ゲームに欠けていた刺激とテンポの速さをもたらしました。今日では、エンジンの優秀さを認めつつも、ミッションの単調さや都市環境の反復性が指摘されることもありますが、当時のゲーミングシーンに鮮烈な印象を刻んだ一本であることに変わりはありません。
データシート
| 商品名 |
|
|---|---|
| 商品コード |
|
| アイテム番号 |
|
| 種別 | |
| ジャンル | |
| テーマ | |
| 地域仕様 | |
| 販売地域 | |
| 外箱 | |
| 説明書 | |
| 開発元 | |
| 販売元 | |
| 流通業者 | |
| メディア形式 | |
| プレイ人数 | |
| 年齢区分 | |
| 発売日 | |
| 登録日 |
|