Controller
マイクロソフトの家庭用ゲーム機参入時に同梱された初代コントローラー。あまりに過剰で巨大なフォルムと独特な操作感から多くの批判を浴び、後に別モデルへと置き換えられることとなった歴史的逸品。
セットに含まれる商品
説明
初代Xboxの代名詞とも言える大型コントローラー、通称「Duke」です。このモデルは、深く握り込める丸みを帯びた筐体に、2つのアナログスティック、方向パッド、6つのフェイスボタン、そしてアナログトリガーを備えた非常に重厚な作りでした。中央には黒と緑のロゴプレートを配置し、メモリーカードや音声モジュール用の拡張スロットを2基搭載するなど、機能の統合と堅牢さを追求した設計です。しかし、その圧倒的な大きさは多くのプレイヤー、特に手の小さいユーザーにとって苦痛を伴うものでした。ボタン配置やスティックの間隔は人間工学を無視したような独特なもので、リリース当初から不評を買う要因となりました。見た目の野暮ったさや過剰なまでの巨大さは、当時のゲーマーの間でも頻繁に揶揄の対象となりました。
技術的な観点で見れば、当時の他機種には見られなかった感圧式のフェイスボタンを採用し、ドリームキャスト同様に拡張スロットを備えるなど意欲的な製品でした。しかし、その肥大化した重量とサイズは致命的な欠点であり、マイクロソフトが日本市場へ参入し、開発メーカーからの支持を得るためには抜本的な改善が急務でした。そこで開発されたのが、日本人の手に合わせた別設計の小型モデルです。このモデルは後に世界市場へ「コントローラーS」として投入され、標準モデルの座を完全に奪い去ることとなりました。
北米では堅牢な作りが評価される一方で、エルゴノミクスの欠如が厳しく批判されました。北米以外の市場ではその特異な形状があまりに奇異に映り、文化的な背景の違いも相まって笑いものにされることも珍しくありませんでした。当時、毎週のように日本からゲームを輸入していた私にとって、この「Duke」を使い続けることは難しく、すぐに日本国内版のコントローラーへと切り替えたことを記憶しています。現在では、ハードウェア設計における反面教師として、また家庭用ゲーム機史上最も短期間で世代交代が行われた周辺機器の象徴として語り継がれています。
データシート
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