セガサターン モデム

Sega Saturn Modem

セガサターンを多機能なインターネット端末へと進化させた、先駆的なネットワーク周辺機器です。当時の日本の通信インフラを活用し、デジタルコミュニケーションとオンライン対戦を実現しました。後の世代における完全統合型オンラインエコシステムの技術的基盤として、極めて重要な役割を果たした歴史的価値の高いデバイスです。

説明

セガサターン モデムは、本体上部のカートリッジスロットに直接接続する14.4kbit/sのダイヤルアップモデムです。海外向けのNetLinkとは異なり、日本版にはスマートカードリーダー用の専用スロットが搭載された独自設計の筐体が採用されています。これにより、当時の日本の消費行動に合わせて、プリペイド式の「サターンメディアカード」を使用してオンライン接続やゲームクレジットの決済が可能でした。ファミコンやメガドライブでもモデム製品は存在しましたが、ゲーム機メーカーが主体となってオンライン対戦環境を構築したのは本作が初めての試みでした。

日本市場向けに展開された対応ソフトのラインナップは海外と比較しても圧倒的に充実しており、「セガネット対応」として同梱や単体販売が行われました。『バーチャファイター リミックス』を皮切りに、『デイトナUSA』、『サターンボンバーマン』、『ぷよぷよSUN』、『デカスリート』、そして『電脳戦機バーチャロン』などの主要タイトルがネットワークプレイを支えました。また、ゲーム以外の用途も広く、富士通の「NIFTY-Serve」に接続する端末エミュレーター『パドニフティ』や、仮想空間でプレイヤー同士が交流できる『ハビタットII』、そしてインターネット黎明期を支えたブラウザソフト『セガサターン インターネット』などが提供されていました。

本機は、サターンをコンピュータ端末として拡張する周辺機器と併用することで、その真価を発揮しました。「サターンキーボード」や「シャトルマウス」はウェブブラウジングやメール作成に不可欠であり、フロッピーディスクドライブ(HSS-0128)は内蔵メモリの制限を補い、プリンターケーブルコンバーターはウェブページやメッセージの印刷を可能にしました。

サターンでのこの取り組みは、後のドリームキャストにおける「セガネット」や「ドリームパスポート」といったオンライン戦略の試金石となりました。通信対戦における遅延制御や専用ブラウザのノウハウといった技術的課題の克服が、後のコンソールオンライン時代の礎を築いたと言えます。歴史を振り返れば、セガサターン モデムこそが、現在の常時接続が当たり前となったゲーム機の概念を切り拓いた先駆的なハードウェアであったことは間違いありません。

データシート

商品名
  • Sega Saturn Modem
原題
  • セガサターン モデム
商品コード
  • HSS-0148
アイテム番号
  • 4974365001544
種別
機器分類
地域仕様
販売地域
外箱
説明書
開発元
製造元
年齢区分
発売時推奨価格
  • ¥14,000
発売日
登録日
  • 2026年5月4日