Destiny 2
シェアード・ワールド型のSFシューターとして、高速な銃撃戦とMMO的な成長要素を融合。人類のガーディアンが暗黒の勢力に立ち向かう壮大なスペースオペラを展開し、ストーリーやゲームシステムを絶えず進化させ続けるBungieの意欲作。
説明
『Destiny 2』は、前作『Destiny』の精神的続編であると同時に、コミュニティからの指摘に対する回答として設計された作品です。前作は熱狂的なファンを獲得した一方で、断片的なストーリー展開や、あまりに高すぎる要求水準などが課題とされていました。これに対しBungieは、レッドリージョンを率いるドミニス・ガウルという明確なヴィランを配し、映画的で没入感のあるキャンペーンを構築しました。ラスト・シティの陥落と光の喪失という絶望的な導入は、プレイヤーに明確な動機を与え、当時台頭していた『Halo 5: Guardians』や『Titanfall 2』のようなナラティブを重視したシューター作品としての立ち位置を確立しました。
ゲームプレイ面では、武器システムがキネティック、エネルギー、パワーウェポンの3枠に再編されました。これはPvPモードである「クルーシブル」のバランス調整を意図したものでしたが、前作のロードアウトの柔軟性を求めていたベテラン層からは賛否両論を巻き起こしました。ストライクやレイドといったコンテンツは継承されつつも、より導線が整備された経済圏が形成されています。『Warframe』のフリー・トゥ・プレイ的なやり込みや、Ubisoftの『The Division』に見られるカバーアクション主体の戦術性とは異なり、本作はBungie特有の銃撃の手応えとレイド設計を最大の武器としました。
Activisionパブリッシングのもとでリリースされた初期には、『オシリスの呪い』や『ウォーマインド』といった拡張コンテンツが展開されましたが、これらは前作の『鉄の章』や『降り立ちし邪神』と比較してボリューム不足を指摘されることもありました。これは当時のライブサービスゲームが共通して抱えていた課題であり、初期の成功とリリース後の運用方針の模索という不安定な時期を象徴しています。結果として、新規層へのアクセシビリティとコア層が求める奥行きの間で揺れ動いた初期の『Destiny 2』は、その後のBungieの独立と、2019年以降の大幅な転換へとつながる歴史的岐路となったのです。
データシート
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